• 189屏風
    2024/01/10(水) 07:15:01 ID:n3AMHruQ0
    知っている人というのは、それだけで興味も興奮も数倍に増幅される。
    それを証拠に、2人が食事をしたり、テレビを見て笑ったり、手をつないでふざけたりしているのを見るだけで鼻息が荒くなった。
    玄関側から風呂の前が見える。脱衣場はなく、同僚は普通に浴室の前で服を脱ぎ、洗濯機に服を入れて浴室に入っていた、風呂には小窓もあった。
    彼女は着替えなどの入った少し大きめのかばんを持ってきていた。週末だけ泊まりに来ているような雰囲気だった。
    風呂に湯を張っている間、少し緊張しながら待つ。湯が沸いて、2人がやってくる。まだ少し照れがあるような感じがした。同僚はパパッとトランクスだけになる。彼女は服を脱いで丁寧にたたんで持ってきた袋?カバン?の上に置いていく。
    下着は薄い青だった。胸は小さめ。乳首がやや外向き、ちょっと残念な感じ。ヘアは薄め。これは彼女のイメージにあっていた。自分の鼻息で見つかるのではないかと思うほど。心臓が痛くなるくらい脈拍が上がって苦しいのに、冷静に観察できているのが不思議だった。
    風呂場での会話もなんとなく聞こえる。二人で湯船につかったのか静かになると余計聞こえた。
    会話で覚えているのは自分のことだ。というか自分のことを話していたから覚えている。褒めてくれていた。彼女が「優しいし、話し方が丁寧だから相談できる」というような話をし、同僚が「でも、付き合ってる話は言ってないけどね」みたいに言っていた。
    そう、聞いてはないけど知っているし、見ていた。

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