都市伝説

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友達が集まったら怖い話をする雰囲気になりました。
『知りたい事を答えてくれるさとるくん』
公衆電話に10円玉を入れて自分の携帯電話にかける。
つながったら公衆電話の受話器から携帯電話に向けて「さとるくん、さとるくん、教えてください。」と話す。
それから24時間以内にさとるくんから携帯電話に電話がかかってくる。
電話に出るとさとるくんから今いる位置を知らせてくれる。
そんな電話が何度か続き、さとるくんがだんだん自分に近づき最後には自分の後ろに来る。
このときにさとるくんはどんな質問にも答えてくれる。
ただし、後ろを振り返ったり、質問をさとるくんに出さなかったりするとさとるくんにどこかに連れ去られるという。
他にも既に答えがわかっている質問をしてしまうと、さとるくんが怒ってしまうという

『都市伝説』の中で新しい話、古い話。として気になる単語の携帯電話が出てるので、新しい部類に入ると思います。
ただ、最近見なくなりつつある公衆電話も出てきてるので携帯が普及され始めた時代かな?とも。

…けど、記憶に残っている、『さとるくん』ってこんな話だったけ?となって

・背後に立っており、振り返ってはいけない。

・質問すれば何でも答えてくれる。

上記の2つは、さとるくん と思うのですが、

・携帯電話に掛ける。
という点が「あれ?そうかな?」となりました。

たぶん、「メリーさん」と言った電話関連の都市伝説と
話が混ざってしまったのだとという所で私たちの結論になりました。


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『メリーさん』
ある少女が引越しの際、古くなった外国製の人形、「メリー」を捨てていく。

その夜、少女に電話がかかってくる。その内容は以下のようなもの。

「あたしメリーさん。今ゴミ捨て場にいるの…」

少女が恐ろしくなって電話を切ってもすぐまたかかってくる。

「あたしメリーさん。今タバコ屋さんの角にいるの…」

そしてついに「あたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」という電話が。

怖くなった少女は思い切って玄関のドアを開けたが、誰もいない。やはり誰かのいたずらかとホッと胸を撫で下ろした直後、またもや電話が…

「あたしメリーさん。今 あなたの後ろにいるの」

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『見捨てられた運転手の恐怖..』
 昔からよく知られる都市伝説に、「友だちだよな」というタイトルで紹介されることが多い話がある。これは怪談の中で友情を確認するために発せられた印象的なセリフがそのまま使われているものだ。なぜそのような言葉を発することになったのかは、この都市伝説の内容を紹介することで説明しよう。

 A、B、Cというある3人の男子大学生が居酒屋に集まり、飲み会をしていた。3人は高校時代からの友だち同士で、別々の大学に進学してからも定期的に会うほど仲がよかった。
 次第に盛り上がってきた3人は、地元で有名な心霊スポットに行こうという話になった。運転手として酒を飲んでいなかったAが運転席に、残りのふたりは後部座席に座って、早速心霊スポットに向かった。
 そこは古びたトンネルで、いかにもな雰囲気が漂っていたが、3人が車を降りて探索しても何か出るわけでもなかった。そのため、とりあえず写真だけ撮り、帰ろうということになって車に戻った。
 しかし、車はいつまでたっても発進しない。不思議に思ったBとCが後部座席から運転席のAを見ると、夏にもかかわらず汗をびっしょりとかいて、青い顔をして震えている。
 BとCが「どうしたんだよ」
「具合悪いのか」などと口々に心配すると、Aはふたりのほうを振り向いて、こういった。
「俺たちさ、友だちだよな? 何があっても俺を置いていかないよな?」
 突然の質問に少し驚きながらも、BとCが「当たり前だろ」と答えると、Aはハンドルから右手を放し、自分の足もとを指しながらいった。
「じゃあさ、俺の足もとを見てくれないか……?」
 その尋常ではない様子に、Bとが恐る恐るAの足もとをのぞき込むと、車の底から真っ白な腕が飛びだし、Aの足首をつかんでいるのが見えた。
 BとCは思わず悲鳴を上げ、車を降りて逃げた。Aを置き去りにして……。
 それからしばらくして、落ち着いたBとCが先ほどの所に戻ってみると、そこにはもと通りAの車があったが、運転席からAの姿は消えていた。
 それ以来、Aの行方はわかっていないという。が現れた恐怖からその存在に捕らえられ、動けなくなっている運転手を助けることができず、思わず見捨ててしまう、という展開は共通している。怪談を読む人々は見捨てられた運転手の絶望を想像し、語られない彼の末路に恐怖する。


強靭な山田某と幽霊の復讐
 そして近代の日本においてもこれに類似した話が語られているのが見える。ただし現代の都市伝説と大きく違うのは、運転手にあたる主人公の人物があまりにも強かったということだ。

 高知県の郷土史家であった寺石正路が著し、1925年に刊行された『土佐風俗と伝説』には、現在の高知市に現存する潮江天満宮の裏手にあったという寺院、称名寺にまつわる話が載せられている。

 それによれば、この寺の前に夜な夜な幽霊が出るという噂があった。そのため、山田某という者が朋友ふたりとともに幽霊の存在を確かめようとその寺へと赴いた。
 夕方に寺前に着き、近くの小川にかかった橋に腰かけて夜まで待っていると、橋下の暗いところに怪しい者が現れ、化粧をしているように見えた。山田のふたりの朋友はこれを見て震え上がっていたが、今度は山田が「先ほどから冷ややかな手で橋下から俺の足をつかむ者がある」といったため、ふたりは驚いて先を争って逃げていってしまった。
 山田はひとり残されたが、自分の足をつかむ手を逆につかんで引き上げた。すると、そこには白い着物を着た乱れ髪の女がやつれた姿でいたため、「あなたはどなたか。どんな理由があってここに来たのか」と問いかけた。
 すると女は「私はこの近くに住む豆腐屋の何某の妻で、先日死んでしまったのですが、夫が迎えた後妻が邪慳な人間で、私が残してきた子どもを苦しめているため、ひとこと恨みをいおうと度々家に帰るも、門口に神仏の守り札が貼ってあって入ることができないのです。そのため、往来の人に頼んでその守り札を取り除いてほしいと思っていたのですが、会う人は皆逃げてしまってどうしようもありませんでした。どうか情けをいただき、願いを聞き入れて、その守り札を取り除いてください」と願った。
山田は「たやすいこと」と幽霊に同行し、その豆腐屋の門口に至ると守り札を引き剝がした。すると女の幽霊は大変に嬉しそうな顔をしてその門の中に向かったが、家幽霊が入るや否や女の叫び声が聞こえた。後に聞いたことによると、後妻は前妻の死霊に取り殺されたのだという。

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