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監督 深作欣二
脚本 深作欣二、宮川一郎
企画/製作 秋田享
撮影 山沢義一
編集 祖田冨美夫
音楽 冨田勲
製作 東映東京
配給 東映
出演者 (役名)
三國連太郎 (三沢)《広告代理店の営業部長》
春川ますみ (弘子)《三沢の妻》
穂積ぺぺ (正夫)《三沢の息子》
西村晃 (川西)《凶悪脱獄囚》
室田日出男 (サブ)《凶悪脱獄囚・川西の舎弟分》
三津田健 (坂田博士)《癌研究の博士》
野田拓 (誘拐された赤ん坊)
田中邦衛 (警官)
佐々木伊都子 (坂田家の女中)
中原早苗 (赤ん坊の母親)
内田良平 (レインコートの男)《運の悪い男》
相馬剛三 (タクシー運転手)
滝島孝ニ (出札係)
沢影謙 (労務者)
菅沼正 (部課長 A)
曽根秀介 (部課長 B)
河合絃司 (部課長 C)
片山晃(※さんずいに晃) (専務)
岡野耕作 (専務秘書)
川田新一 (新郎)
富士あけみ (新婦)
ほか 。
メモ1📝
「仁義なき戦い」シリーズの深作欣二監督の通算11作目のサスペンス映画。
メモ2📝
一流広告代理店 《共報堂》で営業部長をしている三沢 (三國連太郎)は妻 弘子 (春川ますみ)、長男 正夫 (穂積ぺぺ)と平和に暮らしていた。しかしある日突然予期せぬ訪問者によってその生活は乱される。
刑務所を脱獄した2人の凶悪犯 川西 (西村晃)とその舎弟分のサブ (室田日出男)が突然家に押し入ってきたのだ。しかも彼らは癌研究の専門家の坂田博士の孫を誘拐していた。
最初は凶悪犯の2人に気丈にふるまう三沢であったが、川西が拳銃を隠し持っていることを知り家族に危害を加える可能性もあり2人に従うほかなかった。
リーダーの川西は面が割れてない三沢を使って坂田博士との待ち合わせ場所のデパートに向かわせ身代金 一千万円を受け取る計画をたてる。家では弘子と正夫が人質にとられ三沢はこの計画に加担するしかなかった…。
メモ3📝
この映画今回初見でした。若き深作欣二監督作品ですね。冒頭の結婚式のシーンは黒澤明監督の「悪い奴ほどよく眠る」に似ていて思わずニヤリ😀としてしまいました。西村晃はこちらにも出演してましたからね。驚いたのが緊迫感をともなうシーンでの細かいカット割り&編集ですかね。これが実にスピーディーで効果上げてるところかな🤔とかく男尊女卑の作風が多い東映作(ならびに深作欣二作品)の中で女の強さ(家庭/子供を守る)を感じた作品は珍しいと思いましたね。誘拐された血の繋がってない赤ん坊すら守ろうとする姿は心を打たれました。演じた春川ますみの演技によるところが大きいとは思いますけどね。
メモ4📝
凶悪犯演じた西村晃と室田日出男。西村晃はすでに黒澤明監督作品に出てたけど(のちに国民的人気時代劇「水戸黄門」の主役演じることになるとは🤯)室田日出男はこの時はまだ東映の大部屋俳優として日々悶々としていた頃🤔この2人の強面と対峙して怯まない怪優 三國連太郎も凄いよね。室田日出男 (サブ)に何度も殴られてもゾンビの如く立ち上がる三國連太郎(三沢)には恐怖を感じましたもん。劇中川西の台詞で「へえー、お前さんも俺と同じで満洲にいたのか、満洲でいったい何をしてたんだ?」ってあって三沢は想像を超えた経験をしていたんじゃないか?と思わせるですよね🤔
メモ5📝
音楽を担当しているのが冨田勲。のちに《日本のシンセサイザーミュージックの父》とも称される人ですね。もし彼がいなかったらYMOは生まれなかったかも知れないですね🤓