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監督 小津安二郎
脚本 野田高梧、小津安二郎
製作 山内静夫
製作会社 松竹大船撮影所
撮影 厚田雄春
編集 浜村義康
音楽 黛敏郎
出演 (配役)
笠智衆 (林敬太郎)《定年間近のサラリーマン》
三宅邦子 (林民子)《敬太郎の専業主婦の妻》
設楽幸嗣 (林実)《林家の中学生の長男》
島津雅彦 (林勇)《林家の小学生の次男》
久我美子 (有田節子)《林家に居候中の民子の妹のOL》
佐田啓二 (福井平一郎)《失業中で翻訳アルバイト》
沢村貞子 (福井加代子)《平一郎の実姉》
大泉滉 (丸山明)《町内で唯一TVを所有する人》
泉京子 (丸山みどり)《元池袋ホステスの明の妻》
高橋とよ (大久保しげ)
竹田法一 (大久保善之助)《ザ・屁っこきマスター》
藤木満寿夫 (大久保善一)《屁っこきマスターJr》
東野英治郎 (富沢?)《定年退職で失業中》
長岡輝子 (富沢とよ子)《?の妻》
杉村春子 (原口きく江)《口うるさいおばさん》
三好栄子 (原口みつ江)《きく江の母で毒舌の助産婦》
田中春男 (原口辰浩)《関西出身の原口家婿養子》
白田肇 (原口幸造)《お腹が弱い実の同級生》
須賀不二男 (伊藤先生)《実の中学校の担任教諭》
殿山泰司 (押し売りの男)
佐竹明夫 (防犯ベル販売の男)
櫻むつ子 (おでん屋の女房)
菅原通済 (おでん屋のお客)
ほか 。
メモ1📝
小津安二郎監督の「彼岸花」に続いて2本目のカラー作品であり通算50本目の作品。戦後の監督作品では珍しい子供たちメインのコメディータッチの作品となっている。
メモ2📝
多摩川沿いに作られた新興住宅地の一角に暮らす林家。長男で中学生の実 (設楽幸嗣)と次男で小学生の勇 (島津雅彦)の兄弟は友人たちと《オナラ遊び》に夢中だった。相手に自分のおでこをつつかせてオナラを出すという他愛のない遊びだがこれが自由自在に出来れば彼らにとってヒーローなのだ。
回覧中の婦人会の会費が行方不明となり町内でちょっとした騒動になる。噂や憶測がひとり歩きし一時的に人間関係が悪くなるがそれも無事解決する。
実と勇は福井平一郎 (佐田啓二)の家に英語の勉強に行くと言って大好きな相撲中継のTVを観に丸山明 (大泉滉)の家に入り浸っているのを民子に怒られる。会社から帰宅した父 啓太郎(笠智衆)から「お前たちはうるさい、男なら黙ってろ」と言われ実と勇はこれから家でも学校でも一切喋らないという反乱を起こす…。
メモ3📝
小津安二郎作品の中でもっとも万人受けする作品というかファンが多い作品ですかね🤔確か竹中直人氏が一番大好きな小津映画だと言ってた記憶ありますね🤓wikiによると中井貴一が父 佐田啓二が出演した小津映画で一番好きだとか🤔
メモ4📝
音楽担当がいつもの斎藤高順ではなく黛敏郎なんですよね。これが小津映画初みたいですけど🤔斎藤高順の軽快なポルカではなくオープニングやエンディングでの交響曲的なメリハリある音楽はなかなか新鮮でしたね🤓
メモ5📝
しかし小津映画観てると自分の過去の記憶と向き合う感じするんですよね🤔そういえばこんな感じの親戚の人いたなあ~とか。今回の「お早よう」は私が生まれる前の作品だけど兄弟の設定とかTV(私の場合だとカラーTVだけど)が来た日とかシンクロするんですよね🤔久我美子演じる節子の喋り方は私は病気で早く亡くなった伯母さん(母の妹)のこと思い出してしまってそれだけで涙腺がヤバかったです。若い頃観た小津監督の「一人息子」や「父ありき」は父を亡くした現在観るとまた違う印象なんでしょうね🤔それもまた小津映画の魅力かも知れないですね🤓