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監督 溝口健二
脚本 成澤昌茂
原作(一部) 芝木好子「洲崎の女」
製作 永田雅一
撮影 宮川一夫
編集 菅沼完二
音楽 黛敏郎
製作・ 配給 大映
出演者 (配役)
京マチ子 (ミッキー)
若尾文子 (やすみ)
木暮実千代 (ハナエ)
三益愛子 (ゆめ子)
菅原謙二 (栄公)
川上康子 (しず子)
進藤英太郎 (四谷倉蔵)
見明凡太郎 (巡査・野々村)
田中春男 (大阪弁のセールスマン)
沢村貞子 (四谷辰子)
加東大介 (宮崎行雄)
多々良純 (やすみの客)
十朱久雄 (ニコニコ堂主人・塩見)
町田博子 (より江)
浦辺粂子 (おたね)
小川虎之助 (ミッキーの父親)
高堂国典 (ゆめ子の義父)
三好栄子 (ゆめ子の義母)
入江洋祐 (ゆめ子の息子・修一)
丸山修 (ハナエの夫)
ほか 。
『 赤線はGHQによる公娼廃止令(1946年)から売春防止法の施行(1958年)までの間に半ば公認で売春が行われていた日本の地域である。』
メモ1📝
女性の描き方に定評がある溝口健二監督が吉原にある「夢の里」で生活する娼婦たちの悲喜劇をリアルに描いた群像劇。この作品が溝口健二監督の遺作となった。
メモ2📝
売春防止法案が国会で議論されている頃吉原にある「夢の里」では娼婦たちがそれぞれの事情を負って生活していた。より江 (町田博子)は普通の主婦に憧れを抱き、唯一自宅からの通いのハナエ (木暮実千代)は結核の夫 (丸山修)と乳飲み子を抱え一家の家計を支えている。ゆめ子 (三益愛子)は田舎に残した一人息子 修一 (入江洋祐)との同居を夢見ている。やすみ (若尾文子)は甘い言葉で客を騙して金を貯め仲間の娼婦たち相手に金貸しをしてさらに貯金を増やしていた。大阪からド派手な不良娘のミッキー (京マチ子)が電撃加入し「夢の里」は華やかになる。
メモ3📝
溝口健二監督作品の紹介は「雨月物語」に続いて2本目ですね🤓作品のコンパクトさとテンポの良さは時代劇の溝口作品とはまた違う印象ですね。群像劇だから1人の女優さんをクローズアップすることなく均等に描いているのも良いですね🤓撮影は「雨月物語」「羅生門」と名作を担当した大映の名キャメラマン 宮川一夫。印象的な音楽で色を添える黛敏郎。
メモ4📝
京マチ子のミッキーは「地獄門」の袈裟と真逆のキャラですもんね🤓もう一人の大映の看板女優 若尾文子との競演作はまだあるのかな?🤔
メモ5📝
この作品観たことで《赤線》に興味わいて調べてみたらなんと地元にもあったんですね🤔東海道の宿場町だから昔からあって当然ではあるんですけどね🤔この前YouTubeで同じく赤線を舞台にした「州崎パラダイス赤信号」(1956・川島雄三監督)観たけどこの作品も傑作でしたね🤓