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監督 溝口健二
製作 永田雅一
原作 上田秋成
脚本 川口松太郎、依田義賢
撮影 宮川一夫
助監督 田中徳三
音楽 早坂文雄
出演 (配役)
京マチ子(若狭)、水戸光子(阿濱)、田中絹代(宮木)、森雅之(源十郎)、小沢栄(藤兵衛)、青山杉作(老僧)、上田吉二郎(衣服屋主人) ほか。
メモ1📝
乱世の時代に戦乱と欲望に翻弄される人々を見事に描き出した溝口健二監督の傑作。第13回ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した。
メモ2📝
羽柴秀吉と柴田勝家が争う乱世の時代。琵琶湖のほとりにある村に農業のかたわら焼き物を作っている源十郎とその妻 宮木と幼い息子が住んでいた。同じく農民の源十郎の義理の弟 藤兵衛とその妻 阿濱も焼き物を手伝っていた。ある日、村に柴田軍の兵が現れ貯蔵していた農作物を強奪し人夫として使うため村の男たちを拉致して行った。源十郎らはいち早く逃げて無事だったが村は荒らされていた。この時藤兵衛は乱世の中の農民の虚しさを痛感し自分は侍になりたいと願う。奇跡的に窯の中の焼き物は無事だったので源十郎と妻 宮木と子供、藤兵衛と妻の阿濱は琵琶湖の向こうの市場で売るために舟で出かける。途中琵琶湖の海賊に襲われ瀕死の船頭と遭遇した源十郎は妻と子供の身を案じ舟から下ろす。
市場では源十郎の焼き物が飛ぶように売れた。藤兵衛は妻 阿濱の制止を聞かず売上金の一部を持って逃亡。念願の侍になるためその足で古道具屋に行き足軽一式を買い揃えた。その一方、源十郎は市場にいささか場違いな若い女に話しかけられる。
メモ3📝
この映画もいつか紹介しようとしてた作品なんで今回実現出来て感無量です🤓「炎上」同様存在は前から知っててもレンタル店になかったりしていままで観る機会がなかったんでね🤓いやー凄い映画だなーと思いましたね。ちょっとお袈裟かも知れないけど、これ人間の業というか人生そのものを描いているなと🤔撮影の宮川一夫は大映きっての名カメラマンで3年前の黒澤明監督の「羅生門」も担当した方ですね🤓「羅生門」では森雅之と京マチ子は夫婦役でしたけど🤓
メモ4📝
そういえば溝口健二監督の映画は今回初めてでしたね🤓ヨーロッパだと日本以上に評価高い監督でヌーベルヴァーグの監督たち特にジャン・リュック・ゴダール監督が敬愛してるんですよね🤓自分の映画に「ドリス・ミゾグチ」という人物を登場させるくらい。「羅生門」「雨月物語」と【極東の国 日本】の映画が世界で認められる存在になったのは凄いことだし、それを支えた技術者の情熱には拍手ですね🤓