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監督 オーソン・ウェルズ
脚本 オーソン・ウェルズ
原作 ウィリアム・シェイクスピア 「マクベス」
撮影 ジョン・L・ラッセル
編集 ルイス・リンジー
音楽 ジャック・イベール
製作 オーソン・ウェルズ
製作会社 Mercury Productions
配給 リパブリック・ピクチャーズ(アメリカ)、リパブリック/ニッポンシネマコーポレーション(日本)
出演者 (役名)
オーソン・ウェルズ (マクベス)《ダンカン王の臣下》
ジャネット・ノーラン (マクベス夫人)《野心家》
ダン・オハーリー (マクダフ)《貴族》
ロディ・マクドウォール (マルカム)《ダンカン息子》
エドガー・バリア (バンクォー)《マクベスの友人》
アラン・ネイピア (聖人)
アースキン・サンフォード (ダンカン王)
ほか 。
メモ1📝
ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「マクベス」を《呪われた完璧主義者》 オーソン・ウェルズが製作/脚本/監督/主演した呪術的かつ血塗られた歴史劇。
メモ2📝
11世紀のスコットランド。スコットランドに反旗を掲げた反乱軍とノルウェー軍を迎え撃ち大勝利を上げたスコットランド軍の報告を受けたスコットランド国王 ダンカン (アースキン・サンフォード)。 戦果を上げたスコットランド軍の将軍でありグラミスの領主であるマクベス (オーソン・ウェルズ)は友人のバンクォー (エドガー・バリア)と陣営に戻る途中の荒野で3人の魔女と出会う。
魔女たちはマクベスに「万歳、コーダーの領主」「万歳、いずれ王になるお方」と呼びかけバンクォーには「王にはなれないが、子孫が王になる」と予言し消える。そこにダンカン王の使者が現れマクベスが武勲により、新しいコーダーの領主に任されたと伝える。魔女の言葉通りになったことに2人は驚きマクベスは王になるという予言に密かに希望を含ませる。
フォレスの城に帰還したマクベスたちをダンカン王が迎える。ダンカン王は2人の猛将の功績を讃えつつ息子のマルカム王子 (ロディ・マクドウォール)を王位継承者に定める。予言の実現を危ぶんだマクベスはある決心をする。
メモ3📝
この映画初見ではありません。観たのはかなり前だけど当時衝撃受けた映画ですね。同じ原作の黒澤明監督の「蜘蛛巣城」(1957)の方が先に観たと思うんだけどね🤔この2つの映画は設定や登場人物が原作とは多少異なるので観比べてみるのも面白いと思いますよ。
「マクベス」の映画化はJ・スチュワート・ブラックトン監督作(1908年)から始まりジョン・エマーソン監督作 (1916年)に続いて今作で3度目。その後1971年ロマン・ポランスキー監督も撮ってますね
メモ4📝
ウィリアム・シェイクスピアとオーソン・ウェルズ2人の《天才》の危険な(?)コラボですね。今回改めて観返してみるとセルゲイ・エイゼンシュテイン監督の影響(モンタージュ論)感じますね🤔影響というかそういうの無しで独学やセンスでそこに到達した感じすらするんですよね。オーソン・ウェルズって人は🤔わずか20代で彼が初監督した「市民ケーン」は普通ではあり得ないくらいの完成度ですからね。複雑な脚本にしても実験的かつ革新的な撮影方法(ディープ・フォーカス/パンフォーカス)にしてもいったいどこでそれを学んだの?くらいでもうすでに天才として完成されてたんですね🤔
メモ5📝
この映画が「マクベス」の最高傑作という声もある一方でマクベス夫人演じたジャネット・ローランが唯一弱くて「蜘蛛巣城」のマクベス夫人役の山田五十鈴の方が圧勝とかね🤔でも一番凄いのは現代でも通用するテーマを書いたウィリアム・シェイクスピアということなんでしょうね🤓