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監督 市川崑
脚本 和田夏十、市川崑
企画 土井逸雄
製作 永田秀雅
撮影 村井博
美術 下川原友雄
音楽 宅孝二
出演 (配役)
川口浩 (茂呂井民雄)
笠智衆 (茂呂井権六)《民雄の父時計屋兼市議会議員》
杉村春子 (茂呂井乙女)《民雄の母》
小野道子 (壱岐留奈)《民雄の元彼女》
川崎敬三 (和紙破太郎)《若き精神科医》
船越英二 (更利満)《民雄の会社同僚》
潮万太郎 (山井直)
山茶花究 (大日本駱駝麦酒社長)
見明凡太郎 (総務部長)
伊東光一 (馬場博士)《和紙の師》
浜村純 (大学総長)
入江洋佑 (若竹)
袋野元臣 (會根武名夫)
杉森麟 (歯科医)
新宮信子 (女歯科医)
花布辰男 (工場長)
高村栄一 (営業部長)
春本富士夫 (尼崎工場の給与課長)
南方伸夫 (人事課長)
宮代恵子 (百貨店の店員)
久保田紀子 (映画館窓口の女)
ほか 。
メモ1📝
高度経済成長期の日本社会を痛烈に批判したスラップスティックコメディー。日活から大映に移籍し数多くの傑作(「炎上」もその1つ)を世に送り出した時期の市川崑監督作品である。
メモ2📝
名門 平和大学を卒業した茂呂井民雄 (川口浩)は《大日本駱駝麦酒(ラクダ・ビール)》に就職が決まった。学生と社会人では訳が違うとこれまで付き合っていた3人のガールフレンドに別れを告げる。研修会のために都内のラクダビール本社に向かう。新卒採用者は10人。そのうち7人がコネ入社で残り2人が実力入社で民雄はこのグループだった。退屈な4日間の研修を終えコネ入社の7人は当然のごとくラクダビール本社勤務、実力入社の2人はそれぞれ北海道、大阪に配属された。民雄はラクダビール大阪 尼崎工場の経理部勤務となった。
民雄はラクダビールの独身寮に入所した。そこには更利満 (船越英二)がいた。数学に関して天才的な才能がある民雄には経理課での仕事は実に退屈であった。やがて民雄の体に異変が起こる。治療したはずの虫歯の痛みが就業時間の時にだけ再発するのだ。会社の医療室で診てもらうとストレスだと診断される…。
メモ3📝
この作品最初観た時はぶっ飛びましたね🤯先に書いた通り大映時代(1950年後半から1960年代いっぱい)は問題作、傑作ぞろいの黄金期なんでまあ納得がいくんですけどね🤔それにしてもこのキレッキレ具合は凄いですね🤓
メモ4📝
主演の茂呂井民雄演じた川口浩は当時の大映の若手エースですね🤔皆んなは…と言っても世代的には難しいかな?昔TVで「川口浩探検隊」っていう番組あって人気あったんですよ🤓映画観てなくても川口隊長として認識してる人多いかもね🤔この「満員電車」だと実に良い演技してるんですよね。ひょうひょうとしてて🤓野心的な精神科医 和紙破太郎 (なんちゅー名前だ)演じた川崎敬三も得体の知れない不気味な青年を好演してますね🤓私はこの人は俳優というよりタレント、「アフタヌーンショー」の司会者のイメージ強かったから新鮮でしたね🤓船越英二は船越英一郎の父ちゃんで私は水谷豊主演のドラマ「熱中時代」での「北野先生〜」のイメージだったからこちらも新鮮でしたね🤓大映時代は市川崑✕船越英二作品多いんですよね🤓
メモ5📝
そしてまさかの大映作品で笠智衆と杉村春子が観れるとは思わなかったですね🤓しかも夫婦役🤠杉村春子は文学座で可能性あるけど笠智衆は松竹。市川監督の要望だったのかな?🤔
メモ5📝
この「満員電車」観てたら思い出した映画あってそれは「江分利満氏の優雅な生活」(岡本喜八監督)でこの映画私大好きなんですよね🤓山口瞳原作の小説の映画化なんだけど「満員電車」好きな人は絶対この映画も好きだと思いますね🤓