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監督 田中絹代
脚本 木下恵介
原作 丹羽文雄 「恋文」
撮影 鈴木博
編集 後藤敏男
音楽 斎藤一郎
製作 永島一郎
製作会社 新東宝
配給 新東宝
出演者 (配役)
森雅之 (真弓礼吉)《元エリート士官の復員兵》
道三重三 (真弓洋)《やり手の礼吉の弟》
夏川静江 (母)
久我美子 (久保田道子)《戦前の礼吉の元恋人》
宇野重吉 (山路直人)《手紙代筆屋のオーナー》
香川京子 (保子)《古本屋の娘》
田中絹代 (代筆屋の客・老いた妾)
関千恵子 (事務員風の女)
花井蘭子 (とんかつ屋の主人)
中北千枝子 (レストランの女)
木下恵介 (寫眞屋)
坪内美子 (道子の母)
笠智衆 (レストランの客)
三原葉子、入江たか子、高田稔、月丘夢路、安倍徹、沢村貞子、佐野周二、三井弘次、久保菜穂子、ほか。
メモ1📝
朝日新聞に連載された丹羽文雄の小説「恋文」を木下恵介が脚色し昭和を代表する女優の田中絹代が初監督した新東宝製作の作品。彼女の初監督作品を祝ってか数多くの俳優たちが出演している。
メモ2📝
日本に復員した元エリート軍人の真弓礼吉 (森雅之)は弟 洋 (道三重三)のアパートに居候の身となり洋が持ってきた翻訳のバイトでほそぼそと生活していた。礼吉は翻訳の仕事を終えると必ず人通りの多い場所に立ち誰かを探しているようであった。
ある日、礼吉は下士官学校時代の友人 山路直人 (宇野重吉)と再会する。山路は礼吉の近況を聞き翻訳が得意ならうちの店に来て働かないか?と誘う。山路は渋谷の三角地帯にあるすずらん横丁で外国人向けの《手紙代筆屋》を経営していたのだ。礼吉は快く承諾した。
《手紙代筆屋》の客はほとんど外国人(進駐軍)オンリーの情婦で自分を置いて故郷に帰ってしまった相手に生活費などを送るように懇願する(そして時には子供が出来たという嘘も)の手紙を彼女たちに代わって代筆するのだが毎日繁盛していた。
ある日、《手紙代筆屋》に戦前の礼吉の元恋人で別の男と結婚したはずの久保田道子 (久我美子)がやってきた。対応したのが山路だったが常連客とは雰囲気が違ったことと差出人の名前が《ミッチー》だったことで礼吉は確信した。礼吉は急いで道子を探す。礼吉は噂では道子が夫と死別し単身上京していることは知っていた。礼吉と道子は再会を果たすがもう昔の2人ではなかった。
メモ3📝
この作品今回初見でした。この作品のあとも数本監督作品撮っていくんだけどこれが田中絹代監督初作品だったんですね🤔観てると礼吉は変にプライド高くて勝手に道子に(というか日本人女性全部にかな🤔)《清純》のイメージを押し付けてホント困るなあ~と思いましたね🤔女性が思うならまだしも男の私が思うんだから相当ですよ🤓親友の山路や弟の洋が道子との仲直りに奔走してくれてるのにガキみたいに拗ねて何やってんだよ!貴様ー!!(トム・ブラウン布川風に)
メモ4📝
劇中に出てくる《すずらん横丁》はこの「恋文」のヒットで《恋文横丁》に名前変更されたようですよ🤓渋谷の三角地帯って現在の109辺りですもんね。銀座三越も出てくるけどいやー時代の流れを感じますね🤔
メモ5📝
この映画をチョイスしたのは香川京子(古本屋の娘役)と久我美子が出ていたのが大きいですね🤔天真爛漫な保子と重い十字架(これは礼吉が背負わせたのが大きいけど)を背負った道子と実に対称的な役柄なんですけどね🤔しかし豪華な俳優陣ですね。出演者として一応書いたけど判らない人多いです。佐野周二、三井弘次、入江たか子、月丘夢路はどこに出てるのか??でしたね🤕笠智衆は台詞無いけどすぐ判りましたけどね🤓