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【第2話】
「石破、動く。そして…少年の名はーー。」
“これがこう革命”の爆発的流行から1ヶ月。
世界各国の精液備蓄は完全に枯渇。人類は精絶(せいぜつ)を迎えようとしていた。
その混乱の中、“これがこう教団”の地下拠点「ヨグ=ミンパン」にて、教祖・石破茂が密かに微笑んでいた。
「我らは“これがこう”の先に、真の進化を見出す…」
その手には、かつて政界を震撼させた“秘法書:イシバノ書”が握られていた。
石破の目的はただ一つ。人類を“これがこう”によって次元を超えた存在「セイシノイド」へと進化させることだった。
だが、希望は残されていた。
唯一「これがこう」への欲求を一切抱かない異常体質の少年が現れる。
名を―――小泉進次郎(16)。
通称「アンセクシャル・プリンス」。
彼の体内には、“令和の精ゼロ波”と呼ばれる謎のエネルギーが宿っていた。
母「進次郎…あなたは“これがこう”しない、ただ一人の男…」
進次郎「「これがこうっていうのは、
これが“こう”だから“これがこう”なんです。
逆に“これがこう”じゃなければ、それは“これがこう”じゃない。
でも、それを“これがこう”だと信じられるかどうかが、
本当の“これがこう”なんです。」
脳裏に浮かぶのは、今は亡き父親小泉純一郎の言葉。
「地下に潜む石破教祖を討て。そして“これがこう2.0”の発動を阻止せよ。」
そして今、精絶世界の命運をかけた“無欲の英雄”が動き出すーーー!
第3話「進次郎、死す」お楽しみに!