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監督 ジョン・カサヴェテス
脚本 ジョン・カサヴェテス
撮影 フレッド・シュラー
編集 ジョージ・C・ヴィラセニョール
音楽 トム・コンティ
製作 サム・ショウ
製作会社 コロンビア・ピクチャーズ
配給 コロンビア映画
出演者 (役名)
ジーナ・ローランズ (グロリア・スウェンソン)
ジョン・アダムス (フィル・ドーン)
バック・ヘンリー (ジャック・ドーン)
ジュリー・カーメン (ジュリ・ドーン)
バジリオ・フランチナ (トニー・タンジーニ)
ジョン・フィネガン (フランク)
ローレンス・ティアニー (バーテンダー)
ヴァル・エイヴリー (シル)
ほか 。
メモ1📝
マーティン・スコセッシ監督にも多大な影響を与えた《ニューヨーク・インディー映画の父》とも称されるジョン・カサヴェテス監督のクライムサスペンス映画。
メモ2📝
会計士のジャック(バック・ヘンリー)はギャング組織の会計を担当していたが、その情報をFBIに提供していた事が組織にばれ命を狙われる。一家はサウス・ブロンクスの安アパートに移り生活を始めるがやがてこの場所もギャングが探し当てる。
一家は逃亡を考えるがすでにアパートの周りはギャングに押さえられていた。偶然そこに隣人の中年女性 グロリア (ジーナ・ローランズ)がやってきた。ジャックはせめて一番下の6歳の息子フィル (ジョン・アダムス)だけは助けたい思いグロリアにフィルを預かってほしいと頼みこむ。グロリアは子供嫌いだから無理と断るがフィルの懇願に負け引き受ける。
ジャックは別れ際にフィルに会計の内容が細かく記載されたメモ帳を預ける。フィルはそのメモ帳を胸に抱いて自分の部屋へと歩くグロリアの後を追う。2人が部屋に入ってしばらくしてジャックの部屋に数人の男たちが押し入り銃声がした。男たちはジャックがフィルに渡したメモ帳を探していた。この日からグロリアとフィルの逃避行が始まった…。
メモ3📝
この映画久しぶり(何十年ぶりか)に観ました。その時よりもはるかに良い画質で感激しました。ストーリーでピンときた人もいるかと思いますがリュック・ベッソン監督の「レオン」にインスパイア与えた映画なんですね。性別/年齢は変えていることとベートーヴェン好きなイカれた刑事は出て来ませんけどね🤓
メモ4📝
見どころはなんと言ってもジーナ・ローランズ(ジョン・カサヴェテス監督の奥さんね)演じるグロリアでしょうね。口も悪いし服装のセンスもないただのおばさんなんだけど、それがフィルと時には衝突しながらも極限的状況を乗り越えていくうちに《鬼子母神的存在》になっていく様が凄いですね。不敵な笑いを浮かべながらギャングたちを罵るところなんかカッコええー!って思いましたもんね🤔
メモ5📝
検索するとこの「グロリア」ラストシーンに関してある考察をしている人がいるようだけど、私は観た人がそれぞれ判断すれば良いと思っています。そのかわりにジョン・カサヴェテスとマーティン・スコセッシの私の好きなエピソードを書いて終わりにします。マーティン・スコセッシがデビット・キャラダイン主演の「ボックスカー・マーサ」(邦題忘れてしまいました🥴)撮って意気揚々と師であるジョン・カサヴェテスに見せたら「これが本当に君の撮りたい映画なのか?」って訊かれてハッとしたそうです。それで自身のアイデンティティ(アメリカン/イタリアン、カソリック)が色濃く反映された「ミーンストリート」が誕生したというお話。