• 128社畜
    2022/08/30(火) 23:46:27 ID:tyqty5bIi
    「股間ビギニング」③ スレンダーの愛弟子

    「助けてください。1人では怖くてもう無理です。」

    ナースコール越しに聞こえるバリカンの声を聞き、
    一目散に立ち上がったのはスレンダーであった。
    「大丈夫?急変!?」
    ※ 急変…急な体調変化のこと。 急な変態ではない。

    「いやなんか、もう…ほんとにむりなんです…」
    普段、真面目で知的なバリカンが平仮名だけの
    会話なんて…。何かあったに違いない!
    「乱暴されてたら危ないから。社畜も来て!」
    ガッテン承知! 女のトラブルは嫌いじゃない!
    スレンダーと私はナースコール先の部屋へ向かった。

    スレンダーがバリカンに対する思い入れは大きい。
    バリカンが入社してからずっと面倒をみてきたからだ。スレンダーの教えはかなりのスパルタなので、
    途中で心が折れて退職してしまうことも
    珍しいことではなかった。それでもバリカンは仕事を辞めずにスレンダーの背中を追い、走り続けた…。
    バリカン、今スレンダーは君のために走ってるよ!
    (私はスレンダーのパン線をチラ見して走っている)

    「大丈夫!?」
    現場に到着したスレンダーが叫ぶ。

    「あ、一応夜なので…患者さん寝てるので…」
    社畜が気遣う。
    ってあれ…。ここは今日の昼間に退院した人の部屋。
    ということは患者さんもいない…。どゆこと…。

    でもその部屋の真ん中にバリカンは立っていた。

    「大丈夫です。すみません。呼びつけちゃって。
    この2人、ここのベッドで寝てたんです。
    あとはもう何も言いたくありません…。」

    そのベッドにはもちろん制服を着た「この2人」が
    腰をかけていた。

    「あのね、バリカン。シーツ交換してたんだよ?
    かえではそれを手伝ってくれてただけ。ね?」
    イケメンが問う。

    「うん。そう…。大変そう…だったから…」
    明らかに息切れしているかえで

    絶対食われとるやんっっっっ

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