• 204社畜
    2022/09/04(日) 20:08:26 ID:GAoAIjRUi
    「バリカン感染事件」惨劇へのカウントダウン②

    看護主任 スレンダー
    彼女も股間ビギニング以降、主任の座についていた。
    行動力と判断力が長けていることはBOSSが1番、
    分かっていた。
    バリカンがうんゲロ担当することにスレンダーはすぐ承知した。
    愛弟子のバリカンを信頼していたからだ。

    「と、いうことでバリカンさん、お願いします…」
    防護服を身にまとったバリカンへエールを贈る。
    「はい! 明日は社畜さんが担当してくださいね!
    私が色々教えてあげますから!(笑)」

    この態度が鼻につく…。悪気はないのだろうが…

    堂々とバリカンは例の患者さん部屋へ入っていった。「こんにちは! 担当させて頂く『バリカン』と
    申します!早速ですが……ゴロゴロゴロ」
    患者部屋のスライドドアが閉まる音と同時に
    バリカンの声もシャットアウトされた。


    「リーダー、ほんとすごい!皆のお手本だよね!」
    「うんうん!とっても丁寧だしね!」
    後輩達が勤務室で盛り上がっている。

    「でもさ、教科書読まされてるのと一緒だよ?
    1番大切なのは 応用力。 予想しないことが起きた
    場合に発揮する力が必要なの。リーダーにはまだ
    それが備わっていない…。」
    副リーダーのセカンドが場を引き締める。

    そう。セカンドの言う通り。
    バリカンはまだ未熟だ。


    惨劇へのカウントダウンが今、スタートした。

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