• 222社畜
    2022/09/05(月) 22:57:48 ID:fwBmxPxci
    「バリカン感染事件」発症③

    「このあとバリカンはどうするんですか?」

    「どうするも何も、ここは病院。
    落ち着いたら空きベッドにて隔離。
    自力で家に帰れるまではそこにいてもらう」

    社畜の疑問にスレンダーは即答する。
    かっこええっす。スレンダー様。

    「ヴェェェェ! ゲェ!」

    嘔吐音はもうBGMと化している。

    「まだ吐いてる…」
    後輩達もさっきの驚きとは打って変わって
    呆れ始めていた。

    バリカンには情けとして
    パーテションの目隠しを設置。
    そして45リットルのゴミ袋が与えられた。

    すみません。
    そのゴミ袋、社畜がテイクアウトしても良いですか?
    It's a 社畜ジョーク。

    勤務室はバリカンのみを取り残して封鎖。
    「落ち着いたら医務室にコールして」と指示を出し
    一旦全員避難をする。

    〜医務室にて〜

    「え!?じゃあ感染しちゃったの??」
    ゲーマーが取り乱す。

    「マジで有り得ない!だって防護服来てたでしょ?」
    肉付きがキレ始める。

    「防護服だって100%防げるわけじゃないっつの。
    はぁ、どうやってBOSSに報告しよう…。」
    本日公休のBOSSに対しての弁解に悩むスレンダー。

    中々カオスな状況だ。

    「で、大丈夫なの?コール全然鳴らないけど」
    バリカンの心配をするゲーマー。

    確かに…。15分以上は経過している。

    生命の心配をしたスレンダーは社畜と共に
    再びゲロ部屋を訪れることにした…。

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