• 226社畜
    2022/09/05(月) 23:37:49 ID:fwBmxPxci
    「バリカン感染事件」上下の穴から②

    社畜は知っている。
    紛れもない。水溜まりの正体は「糞」だ。
    バリカンはウィルスの下の穴への猛攻に
    耐えきれなかったのである…。


    「はぁ!?」

    スレンダーは取り乱す…。

    勤務室を引き返し、目に付いた職員に怒鳴りつける。

    「バリカンどこいったの!?なぜここにいないの!」

    恐ろしいスレンダーの質面攻めにおどおどする職員。

    その間をなにやら見慣れた制服が入っている
    透明のゴミ袋を持ったおばちゃん職員が横切る。

    「ちょっと待ったァァァ!! なにそれ!!!」

    スレンダーの標的はおばちゃん職員に変わった。

    おばちゃん職員は落ち着いた口調でこう話す。

    ・勤務室から様子がおかしいバリカンちゃんが
    出てきたの。
    ・どこに向かうのかな?と思って後を付けたら
    職員シャワー室に入っていったのよ。
    ・大丈夫?って聞いたら、「大丈夫です」って。
    なにかできることある?って聞いたの。
    ・「すみません、これ捨ててくれませんか? 」
    ってこれを貰って今捨てるところなのよ。
    ・大丈夫かな?バリカンちゃん。
    ・あとはバリカンちゃんのロッカーからカバンを
    取り出して届けてあげるつもりよ。

    もちろんゴミ袋の中身はバリカンの
    「うんゲロ汚染された制服と下着である」
    なにもかもが黒ずんでいて、下着は何色か
    分からなかったでござる。

    「……もう帰って。あなた…もう感染してる…」
    震えた声でおばちゃんに声掛けするスレンダー。

    ・でもこれからバリカンちゃんにリュックを
    届けないと。
    ・バリカンちゃん風邪引いちゃう。
    ・あ、でもこれ捨ててからね。うふふ。

    「もう帰ってよ!!!!!!早く!!!」
    スレンダーがキレた。

    それはそうだ。
    ほぼ素手で汚染物を取り扱っているのだから。

    ※その後しっかりおばちゃんは感染しました。

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