• 255社畜
    2022/09/06(火) 21:00:57 ID:GMDXgWbEi
    「バリ感2」怒りのスレンダー②

    「はい、じゃあバリカン!
    防護服着てみよう! 皆ちゃんと見てね!」

    ヘルパー達を会議室に集めたスレンダーは
    「感染対策」もとい「指導員対策」進行を
    バリカンに委ねた。

    「ハイ…じゃあ、ェー。アッ…。エッー…」

    様子がおかしい。
    もしかしてまた脱糞&嘔吐しちゃうの…?
    社畜はドキドキしちゃうよ…。

    「ェー。ンンッ。ァー。」

    いや違う。バリカンは至って健康そうだ。

    「………。」
    チラチラとスレンダーの顔を見るバリカン。
    それを見て周りがザワつく。

    え。もしかして…

    「バリカン……防護服の着方分からないの?」

    スレンダーが皆の気持ちを代弁した。

    「…ァ…ハイ…エヘヘ」

    バリカンが口元を手で隠しながら、
    苦笑いを浮かべる。

    「どういう事!? あなたが感染対応してた時、
    防護服は着てたんじゃないの!?」

    スレンダーが段々と早口になる。

    「いや、着てたは着てたんですけど…。
    こう…皆にまじまじと見られちゃうと…
    自分が着る方法が間違ってたらどうしようって…」

    バリカンの弁明が始まるも
    「いいから続けなさい!」のスレンダーの声で
    渋々と防護服の着用を再開する。

    スレンダー、ブチ切れてるよ…。

    「ェーと…。」 バリカンがまたオドオドしながら
    防護服に袖を通そうとする。

    「違う。」

    あ、違うのか…。
    ん? 今の…。スレンダーの声じゃない。

    「首から通すんでしょ。
    大丈夫なの?うちらの『リーダー』は。」

    お前は…!セカンド!!

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