• 602社畜
    2022/09/29(木) 19:37:38 ID:g24V3S0Yi
    「幻の演奏会」 ①ゲーマーのアイデア


    「ねぇねぇ! 出しもの何にする??」
    休憩中の医務室にてその話題はゲーマーによって
    放たれた。

    市民フィスティバルにて特設ステージで出し物をする
    というほぼ地獄的な状況が決定したのに関わらず、
    彼女だけは前向きだ。他の職員は大体後ろ向き、
    社畜が好きな穴はもちろん後ろの穴。

    「テキト〜にソー○ン節でいいんじゃない〜」
    脱力した声でスレンダーが返答する。
    ソー○ン節のルーツの方に失礼すぎるぞ…。

    その後「指人形劇」などよく分からないアイデアも
    出たものの、決定する雰囲気がない。

    「じゃあさ、ヘルパーの子たちも混ぜて
    大きな事しよう? 演奏会とか! 」
    ゲーマーが更にアイデアを投下する。


    市民のさらし者にされる数が増えれば増えるほど
    自分自身への視線は軽減される


    そう考えた社畜含む看護師メンバーはそのアイデアを
    快く承諾した。
    その決定がとんでもない方向に向かうことなど
    まだこの時点では誰も知る由もなかった……。

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