• 539名無しさん
    2024/07/31(水) 03:44:42 ID:wOHgVjCE0
    ある時、出窓の鍵が掛かっていなかった
    それまでにも施錠されていないことは何度かあった
    そんな時は、見つからないように1ミリでも2ミリでも隙間を開けていた
    それだけで室内の音の聞こえ方が全然違うのだ
    まるで二人の営みを同じ部屋にいて聞いているような感覚になった

    その日、なぜそんなことを思いついたのか、理由はわからない
    ちょっとしたイタズラ、魔が差したような、軽い気持ちだった
    コンビニに行き、手袋と裁縫セットを買った
    その日は、彼氏は来ていなかった
    実里ちゃんが風呂に入っている時に、出窓を開けて、箱を持ち出すと、中に無造作に入っているゴムにプスプスと針を刺した
    部屋からは甘い香りが漂ってきて「実里ちゃんの匂いだ」と思ったのを覚えている
    一度、箱を戻して、なんとなくもう一度手に取り、入っていた10個ほどのゴムのうち、さらに3つくらいに穴を開けた
    たぶん半分くらいには針を刺した気がする

    その時は、それが大事になるとは思わなかったし、その後も、そのゴムを普通に使ってHをする姿を見させてもらった

    ところが、1ヶ月か2ヶ月してからのこと
    その夜は電気を消してHを始めたので、出窓の下や脇で、漏れてくる声を聞いていた
    ギシギシという音のペースが上がり、実里ちゃんの声も大きく、切ない感じになり、彼氏の「ああっ」という声もし始める
    「そろそろフィニッシュだな」と思いながら聞いていると、二人の声が大きく重なって、ギシギシ音が止まった
    少し間があり、彼氏の「うわぁ!」という声がしたかと思うと部屋の電気がついた
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