高校1年の冬。投稿写真系の雑誌に、自分の彼女のパンチラ写真が掲載された。
当時、地元の球場は内外野の客席が芝生の斜面で、夏の高校野球を応援しに行った時に隠し撮りされたものだった。
目に線は入っていたし校章も隠されていたが、あろうことか隣に座った僕の横顔はそのまま載せられていた。
パンツは白に薄い水色のラインが入ったもの。付き合ったばかりで、夏にはまだ見たことのなかったパンツだった。
彼女はそれを知らなかったが、学校の男子の何人かは知っていた。たぶん、噂はかなり広がっていたと思う。
彼女も学年では可愛い方で、僕と付き合っている間にも何回も告白されたくらいだから。

この話は、大人になってから、男ばかりの猥談の中でネタにしていた。
「わざわざ買って見せていた友人のNがさぁ、生真面目な性格だから、これ見て何もしてないからって報告してきてさぁ、絶対抜いただろ、みたいな」といった具合に。

こんな経験は一生に一度だけだろうと思っていたら、数年前、ネットで彼女の画像を見付けた。
旦那とのハメ撮りだ。
顔は年相応だったが、美人だったし、肉付きはよくなっていた。顔もひと目見てわかったし、胸と腋のホクロが証拠になった。

これが、拡散したものか流出かわからないが、こんなことってあるんだなぁと思った。
もちろん、何もしてないことはない。
つい、初体験のことまで思い出してしまった。