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今急に思い出して、感情の行き場がないからここで発散する。

中学時代、同じ部活でよく話す女がいた。別に特段可愛いわけでもなくて、コミュ障で特定の友達としかつるまない奴だったが、同学年で同じ楽器担当が俺しかいなかっただけにコミュニケーションは取らざるを得なかった。その時は好きでも何でもなく、もちろんオカズにしようなんて考えられないような奴だった。

ある日、いつものように授業が終わって部活を始めようと準備してる時、そいつがかなりそわそわしていることに気づいた。内股気味で視線がよく下に向いて少し挙動不審な様子だった。そいつの友達も後輩も気づいていたっぽくて、そいつが友達と会話してるのを聞いてたら、どうも裸足で組体練習した後で足に水かけてもらう時に、体操服まで水がかかったらしい。

部活を終え楽器を片付けに音楽準備室に行った時、先にそいつが入ってて探し物をしていた。担当楽器の置きスペースはかなり高いところにあるので、身長の低いそいつは脚立に乗って直すことになる。いつもなら体操服履いてるだろと何とも思わないのだが、今日はつい悪戯心が生じて下から覗いてみようかと思った。

そしたらそいつはスカートの下に何も履いていなかった、あの時見た光景は今でも頭に焼きついて離れない。細すぎず太すぎない綺麗なラインの太もも、つるりとした白い尻、かすかに見える短めの陰毛、そして一瞬目に映った全く使い込まれてない綺麗な一本筋。子供体型なくせにいっちょまえに生えてるんだなとか思ってしまった。俺はいけないものを見てしまったと思ってすぐに目を逸らしてしまった。あの時、バレてもいいからもう少し見ておけばよかったと後悔している。

片付けが終わってそいつは振り返り、明後日の方向を向いている俺に気づいたようで「何してんの?」と一言声をかけてきた。どうやら何も気づいていないようで、「ちょっとな」と一言言うのが自分には精一杯だった。

それから特にそいつとは何かあったわけでもなく普通に過ごし、ただ俺が顔を合わせるたびその日のことしか考えられなくなって、妙に顔を合わせれなくなっただけ。共通の友達もいないし、高校は別だし特に同窓会も行かないからお互いどうなっているのかは知らない。

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