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早朝に5,6人の警察が押しかけてくる恐怖。
止まらないピンポン。ドンドン叩かれる玄関。
問答無用で押収される携帯や私物。
家族がいようがお構いなし。
学校も仕事の都合も関係ない。
驚いた顔をしたり見ていないフリをしたり、様々な反応の近隣住民。

来る時にはすでに裏付け捜査も終えている。
周辺に聞き込みもされていたし行動も監視されていた。
逃げ場はない、言い逃れもできない。

知らないところで誰かが見ている。
監視カメラ、ドラレコ、もしくは気づかない間に怪しまれて目撃されたり撮られたり。
どこかで必ず足がつく。

本当に怖かった。
情けないけど手がガタガタ震えていて、初めて恐怖で震える感覚を知った。
この程度のことでここまでされてると思わなかった。
普段から言い訳は考えていたし煙に巻けると思っていたが相手もプロ、普通の人じゃ到底無理。
許してなんてくれない。

捕まったことのある人、忘れずにいよう。
まだの人、いつかはこうなる。万全で自信があっても。

すべて失うところだった。自死も考えた。
もう二度とあんな思いしたくない。

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