129 短編小説『体育会系ライフ・スタイルは永遠なり』 2025/03/26(水) 10:30:14 ID:xKuVDoZ.0 >◆社内恋愛とセクハラの境界線>「でも先輩、社内でナンパするとセクハラって騒がれません?」>別の後輩が不安げに尋ねる。>「昔はそんなことなかったんだけどな。1980年代まではWin-Winの関係だった」>小村は昔を思い出しながら話し始める。>「ところが1990年代以降、高学歴の女性総合職が増えて、社内ナンパがセクハラ扱いされるようになった」>「でもILOハラスメント禁止条約ってアメリカとかフランスも批准してないっすよね?」>「そうなんだけど、社内には共産党とか社民党を支持する連中が増えて、どんどん窮屈になった」>後輩たちは一様に溜息をつく。>「社業が伸び悩んでるのに、面倒な伝票整理ばっかりしてる高学歴女子がのさばってるってヤバくねっすか?」>「ほんそれ。仕事できる体育会系の方がよっぽど戦力になるのにな」>小村は苦笑しながらジョッキを空ける。>--->◆「課外授業」してやるか?>「でもさ、そいつらも性欲あるんでしょ?」>突然の一言に場がどっと沸く。>「男日照りで蜘蛛の巣張ってそうっすね!」>「いっそ先輩が『課外授業』してやりゃいいんすよ!」>小村は爆笑しながら肩をすくめる。>「それもアリかもな(笑)」>体育会系OBと現役部員の夜は、こうしてキャバクラへと流れ、深夜まで続くのだった。 2 0
>◆社内恋愛とセクハラの境界線
>「でも先輩、社内でナンパするとセクハラって騒がれません?」
>別の後輩が不安げに尋ねる。
>「昔はそんなことなかったんだけどな。1980年代まではWin-Winの関係だった」
>小村は昔を思い出しながら話し始める。
>「ところが1990年代以降、高学歴の女性総合職が増えて、社内ナンパがセクハラ扱いされるようになった」
>「でもILOハラスメント禁止条約ってアメリカとかフランスも批准してないっすよね?」
>「そうなんだけど、社内には共産党とか社民党を支持する連中が増えて、どんどん窮屈になった」
>後輩たちは一様に溜息をつく。
>「社業が伸び悩んでるのに、面倒な伝票整理ばっかりしてる高学歴女子がのさばってるってヤバくねっすか?」
>「ほんそれ。仕事できる体育会系の方がよっぽど戦力になるのにな」
>小村は苦笑しながらジョッキを空ける。
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>◆「課外授業」してやるか?
>「でもさ、そいつらも性欲あるんでしょ?」
>突然の一言に場がどっと沸く。
>「男日照りで蜘蛛の巣張ってそうっすね!」
>「いっそ先輩が『課外授業』してやりゃいいんすよ!」
>小村は爆笑しながら肩をすくめる。
>「それもアリかもな(笑)」
>体育会系OBと現役部員の夜は、こうしてキャバクラへと流れ、深夜まで続くのだった。