京都府警は12日、下京署に勤務する巡査の男が、女性の盗撮を繰り返していたなどとして、性的姿態撮影処罰法違反やわいせつ電磁的記録媒体陳列などの疑いで書類送検し、停職6ヶ月の懲戒処分とした。男は同日付で依願退職した。

書類送検されたのは、京都府警察本部の下京警察署に勤務する20代の巡査の男。
調べによると、男は別の警察署に勤務していた去年(令和5年)11月と今年(令和6年)3月、京都市内のホテルなどで、マッチングアプリで知り合った女性3人を盗撮し、うち2人の動画をSNS上に投稿した疑い。
この他、今年(令和6年)3月、京都市内の電車内で、車の鍵に似せた小型カメラを使って女性の下着を盗撮しようとした疑いも持たれている。
府警監察官室が5月、別件で男から話を聞いた際、所持品から車の鍵に似せた小型カメラが見つかり、解析の結果、盗撮動画などが確認された。
男はSNSへの投稿を勤務時間内に行っていて、「スタイルの良い女の身体を記録したかった」などと供述しているという。

京都府警察本部の森功治首席監察官は身内の犯罪に対し逮捕もせず名前も公表せず、「警察に対する信頼を著しく損ねるあるまじき事案だ。今後、職員に対する指導及び管理を徹底し、再発防止と府民の信頼回復に努める」などとゴミコメントしている。