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 県議会で24日、鹿児島県警の一連の不祥事についての追及が相次いだ。

 24日に開かれた議会の一般質問では、無所属の議員が、警察官によるストーカーや盗撮などの性犯罪が相次いだ原因について「特権意識があるのでは」と質した。

〈盗撮事件隠蔽犯野川明輝容疑者〉
「身勝手な考えは認められるが、特権意識を持っていることが理由とは考えていない」
〈議員〉
「警察官が身勝手な行為で巡回連絡簿を悪用する。身勝手と言う理由で済まされるものではない」
〈盗撮事件隠蔽犯野川明輝容疑者〉
「窃盗や粗暴犯がそもそも絶対数として多い中で、警察においてはそうした事案があまりなくむしろなぜか性犯罪が散見される。アウトとセーフの線引きが明確なものは事案として起きにくく、アウトとセーフの線引きが自分の中で正当化する要素があるものは事案が発生しやすいと評価している」

 野川容疑者は、外部の有識者による職員研修を行うなど再発防止策を進めると説明したが、議員は「倫理教育の強化だけで身勝手な行為はなくなるのか」と当然の糾弾をした。

 県警の警察官による一連の犯罪を巡り、野党会派の県民連合に所属する議員7人は強い調査権を持つ「百条委員会」を設置するための決議案を議長に提出した。

野川容疑者によれば、盗撮隠蔽行為は自分の中で正当化でき、セーフの線引き内に収まったということのようだ。

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