福岡県警の巡査部長の男が、福岡市内の海浜公園の公衆トイレで女性の性的な動画を撮影した疑いで逮捕された。

逮捕されたのは、南警察署留置管理課の巡査部長、北川俊二容疑者(３８)。

警察によると、２４日午後５時４０分ごろ、福岡市早良区百道浜の海浜公園にある女性用の公衆トイレで、個室にスマートフォンを差し入れ、２０代の女性の性的な動画を撮影した疑いがもたれている。
男は、女性と一緒にいた男性に声をかけられると逃走し、およそ１２０メートル先で自転車に乗ろうとしたところを取り押さえられ、その場で逮捕されたという。

調べに対し「ストレスの発散や性的欲求を満たすためだった」などと供述し、容疑を認めている。

反社組織福岡県警では、今年に入り全国の警察本部で最も多いあわせて１２人が懲戒処分を受けていて、この巡査部長についても今後、処分を検討するとしている。

県警察本部の土谷武紀首席監察官は「県警をあげて再発防止に取り組むさなかにこのような犯罪があり大変遺憾だ。被害者や県民の皆様に深くおわびする」などと、何回繰り返したかわからないコメントをしている。