• 980名無しさん
    2024/10/14(月) 05:09:54 ID:HGbjWYvs0
    >>957

    「少女の検診」

    1990年代末に発売され、当時の界隈を騒がせた盗撮作品シリーズ。
    撮影地となったのはS玉県S加市内の複数(5校程度?)の中学校。この作品が他の身体測定系の盗撮作品と比べて異質なのは、学校内部の関係者(教員など)ではなく、学校には一切関係のない完全な外部の人間により撮影・販売された点である。

    撮影者の男は、当時20代半ばの若いスポーツ用品店の店主。
    男はまず市内の学校関連のスポーツイベントに積極的に参加して、各中学校の体育教員と懇意になり、完璧に偽造した医療資格を見せた上で「成長期の中学生の筋力のデータを取りたい」などと打診。
    これを了承した教員の協力の下で、1996年夏頃から一部の運動部所属の生徒を対象に、隠しカメラを仕込み学校臨時の「検診」を自ら敢行した。
    (映像に映る小太りの白衣が撮影者の男で、検診を手伝っているのは各学校の部活顧問や養護教諭と思われる)

    すっかり興奮した男は、聴診や心電図検査などで女子生徒の上半身裸の姿が写った映像の一部を、「自信作なんです」と都内の裏ビデオショップに売り込み(これでショップから販売されたのが「少女検診1・2」)、のちに自身も「ナミ企画」を名乗って通信販売を始める(男が独自に販売したのが「少女検診3」)。しかし、検診1・2が完全に顔モザイク無し・体操服の校章丸出しだったこと、また検診を不快に感じた女子生徒が部活動顧問に相談し、さらにその顧問が後日警察に相談したことで、あえなく男は逮捕。一連の犯行はワイドショーや雑誌FRIDAYで報道され、夕方のお茶の間を一時騒がせた。
    (なお、事件が発覚した1996年当時は児ポ法制定前であるため、男が問われたのは準強制わいせつと医師法違反の罪であった)

    男の逮捕後も、「少女の検診」シリーズはインターネット初期の裏ロリータサイト「らぶらぶ」にて「中学生検診」とパッケージを変えて売り出され、1999年末に児ポ法制定の煽りを受けて同サイトが閉鎖するまで、「集団検診」「6年生検診」(この2作はMMC作品が元ネタ)などと並び、数え切れないほど多くの好事家たちの手に渡った。
    「少女の検診」が当時人気を博した背景には、作品自体のクオリティの高さ(思春期真っ只中の素人の女子中学生たちが男に脱衣を指示され、戸惑い、葛藤し、そしてイヤイヤながら服を脱ぐ様子。そしてまだ成人女性ほどの大きさもない、本物の中学生であることの証明ともいえる生々しい乳房の膨らみの映像)はもちろんのこと、男の犯行が事件化され、ニュースで学校名なども合わせて被害が全国的に報道されたことが挙げられる。つまり当時の好事家たちは、「世間が眉を顰めたあの事件の、その実際の映像を持っているんだ」という事実、ある種の優越感で抜いていたと言えよう。

    ちなみに、上記のサイト上で盛んに取引され、多くのロリコンたちが抜きに抜いた「中学生検診」に収録されているのは、検診シリーズの「1」と「2」のみである。「3」は除外されている。
    恐らく、いかに裏ロリータサイトとはいえ、元はプロの裏ビデオショップが経由して販売していた「1」「2」を商品化するのはともかく、当時世間を騒がせた犯行の張本人である男が直接その手で販売した「3」を取り扱うのは、危険であると判断したのではないのだろうか。 このような経緯もあって、現在もネット上でよく見かける「1」「2」と比べて、「3」はそのレア度が段違いである。

    長文になってすまん。
    さらっと紹介しているその「少女の検診3」だけど、それは90年代末~00年代初頭のロリコンたちが喉から手が出るほど欲しかった、あるいはそもそも存在すら知らなかった、裏ロリータ史上すんごく価値のあるシロモノだよってことを言いたかった。

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