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「股間ビギニング」 ④ かえでの信用

「ッア…ハァ…。」
持久走でもしてたのかと言うくらいの息遣いをする
かえで。

結局その後はスレンダーが「夜勤が明けてから」と
各々に持ち場に戻るように指示をした。
バリカンはナースステーションにて保護。
そのかわり私がバリカンの代わりの勤務をした。
かえでと一緒に勤務ができる…。幸せぇ…。

しばらくしてイケメンが休憩に入り、かえでと2人に
なった。
「社畜さん、さっきの…」
バツが悪そうにかえでが口を開いた。
「ほんとにっ…何もしてないんです…!シーツ交換してたら腰を痛めちゃって。その時近くにイケメン君がいたから声をかけたんです。イケメン君の言った通りなんですよ…!」

「そうっすよね!!」

かえでを愛していた社畜は余裕の笑顔で返答。
かえでも
「ほんと困っちゃいますよね!
早く誤解解かないとなぁ〜。」と笑っていた。

その微笑みはもう二度と見ることができない…。

夜が明け「バリカン」 だけ退勤。
看護師の長「BOSS」が出勤してから
物語は加速する。

事情を知ったBOSS
「かえでとイケメン呼んで。
無理矢理でも今日で辞めさせる」

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