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「バリ感2」 セカンドの覚醒

「ちょっと言い過ぎかもしれないけどさ、
リーダーがこんなんじゃ、感染が拡がるのも無理は
無いよね。ま、言わなくても自分が迷惑かけたことは
痛いほど分かってますよね?リーダー?」

セカンドがバリカンの心を刺しにいく。

「うん…。ごめん…。」
バリカンが下を向きながらボソッと謝る。

モロ致命傷ですやん…。

「じゃあスレンダーさん、まずはリーダーに
指導をみっちりお願いします。明日の指導には
多分間に合わないと思いますが、リーダーのこれからの為にはなると思います。もう仕事に戻っても良いですか? 残業ギリギリで皆やってるもので。」

セカンドはかなりのやり手だ。
頭の良い喋り方をする。うんこぶりぶりー。

しかしそこで黙ってOKするスレンダーではない。

「セカンド…。あなたはちゃんと防護服を着れる?
ウィルスから自分の身を守れる自信はあるの?」

「スレンダーさん?それは…どういう意味?」

スレンダー vs セカンド のゴングが今鳴らされる。

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