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「バリ感2」 スレンダーの意図

「その言葉の通り、正しく防護服を着れるか?
見せて頂戴。」

なるほどスレンダー。
セカンドが正しく着れるかどうか。
社畜も気になる。ましてやこのプレッシャーの中、
正しい知識があったとしても、スムーズに行えるか。
もし失敗した場合、愛弟子のメンツも多少は保てる。



「はい」



セカンドはなんの迷いもなく防護服を着た。
これは…どうなんだ…? スレンダー!!

「……じゃあ、今度は脱いでみて…。」

スレンダー検定第1次通過しましたーーーー!!
でも、でもだよ!?
脱ぐ時こそかなりの細心の注意が必要!



「はい」




「…ok。」

スレンダー検定無事合格しちゃったよーーー!!!


「…スゴイ…。」バリカンがボソッと呟く。
いやその言葉はお前心の中に閉まっとけください。


「あのさ、セカンド。
明日の指導のヘルパー代表、お願いしてもいい?」

敗北を認めたスレンダーがセカンドへ驚きの提案を
したところで指導員対策会議は終了した。

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