• 786社畜
    2022/10/15(土) 21:50:25 ID:jkTxHwqEi
    「幻の演奏会」⑰バリカンの取り巻き

    せーりへの交渉が失敗に終わり、
    次なる作戦を医務室で練っていたスレンダーと社畜。

    そんな時、隣の休憩室で何やら話し声が聞こえる。

    「何でいつも面倒事はリーダーに任せるんだろうね」
    「うーん。リーダーだからじゃないかなー」
    「でもそこは周りのウチらも協力しないとって思う」
    「うーん。確かにねー。リーダーも大変だよねー」

    チェルシーと第三者が話している。
    再度、壁に耳を当て盗み聞きするスレンダーと社畜。

    「まだリーダーは若いし、辛い役目を全部背負わせることは精神的に可哀想だよ。ウチら動こうよ?」

    チェルシーが第三者へアプローチをする。

    「うーん。わかった。大変だしねー。動こう。」

    やる気があるのかないのか分からない第三者も同調を
    する。

    「多分、今せーりちゃんのところにリーダーが説得をしているところだと思う。結果をまずは待とう?」

    (せーりがバンドを抜けたい)というネタを提供した
    ガーディアンもその場にいた。
    残念だが交渉は失敗に終わっていますがな…。


    この3人はバリカンが新卒の時から背中を支えてきた
    信頼出来る仲間たちだ。
    (だが第三者は基本的に無関心)

    バリカンがどんな酷い目にあっても、共にこの職場を
    守ってきた。それだけバリカンは大切にされてきた。
    そしてバリカンもこの3人を大切にしている。
    (だが第三者のことは半信半疑)

    「あ、みんな…。」 バリカン帰還。

    「リーダー! どう? バンドの件何とかなりそう?」

    「………。」バリカン沈黙。

    「………。」一同沈黙。

    (ダメっすね。これ。)
    社畜▶︎スレンダーへ
    (うん。もう私達がゲーマーへ直談判しよう)
    スレンダー▶︎社畜へ

    「……何してんの?」

    セカンド▶︎スレンダー&社畜へ

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