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『 審判 』THE TRIAL / Le Procēs

監督 オーソン・ウェルズ
脚本 オーソン・ウェルズ
撮影 エドモンド・リチャード
編集 フリッツ ・H・ミューラー
音楽 ジャン・ルドリュ、トマーゾ・アルビノーニ
製作者 アレクサンダー・サルオンド
製作/配給 アスター・ピクチャーズ・コーポレイション

出演者 (配役)
アンソニー・パーキンス (ヨーゼフ・K)
ジャンヌ・モロー (マリカ・ビュルストナー)
ロミー・シュナイダー (レニ)
エルザ・マルティネッリ (ヒルダ)
スザンヌ・フロン (ミス・ピッティ)
オーソン・ウェルズ (アルバート・ハスラー弁護士)
アキム・タミロフ (ブロック)
マデリーン・ロビンソン (グルバッハ夫人)
パオラ・モリ (裁判所記録保管管)
アーノルド・フォア (警部)
フェルナン・ルドゥー (法廷書記長)
マイケル・ロンズデール (司祭)
マックス・ハウフラー (マックス叔父さん)
トーマス・ホルツマン (法学生)
ネイドラ・ショアー (アーミー)
ウイリアム・チャペル (ティトレッリ法廷画家)
ほか 。

メモ1📝
フランツ・カフカの死後1925年に出版された同名の小説を題材にオーソン・ウェルズが脚本監督(出演も)したアンソニー・パーキンス主演の不条理劇。

メモ2📝
銀行の財政主任のヨーゼフK(アンソニー・パーキンス)は30歳の誕生日の朝、見知らぬ2人の男の訪問を受ける。2人はKに逮捕されている事を告げる。Kは君たちは警察か?と訊くと違う自分たちは《監視人》だと答えた。

Kはどんな罪で逮捕されたのか?訊くが《監視人》は知らないと言う。Kは自分はいかなる罪も犯していない、これは不当逮捕だと訴えるが《監視人》には管轄外のことでまるで届かない。

逮捕されたもののこれまで通り会社に行っていいと言われKは少し遅れて銀行に向かう。いつもと変わらない就業時間だったが面会人が来ていると言われKは緊張して向かうと姪っ子のアーミー (ネイドラ・ショアー)だった。

その夜、Kは劇場でオペラ鑑賞していると見知らぬ観客からメモが回ってきた。そこに向かう途中Kは2人の男に拘束され法廷へと連れていかれた…。

メモ3📝
この映画は20代の時観て衝撃受けた作品ですね🤔あらためて観ても傑作ですね🤓前に紹介したオーソン・ウェルズ監督の「上海から来た女」同様1カットごとの完成度の高さ凄いですね🤔今作ではパンフォーカス(フレーム内全ての被写体にピントが合ってること)が効果的で目が眩むまるで悪夢のような映像を再現してることかな🤔350人のエキストラを使ったオフィスのシーンはまさに圧巻ですね🤯

メモ4📝
安部公房と同じくらいフランツ・カフカはのめり込んで読んでましたね🤓未完の「城」も読みましたよ。地元の古本屋で安い文庫本で買ってたけど今はもう一軒も無くなってしまったなあ…🥲自分が亡くなったら小説は全て破棄してくれというカフカの遺言を友人のマックスが反故にしたから、カフカの文学がこうして後世に伝えられる事になったのはなんとも皮肉な話ですね。カフカの作品の根底には強烈な強迫観念を感じさせそれが後のユダヤ人に対するホロコーストを予感させる点もですね🤔

メモ5📝
最後に流れる音楽は「アルビノーニのアダージョ」でこの楽曲ジム・モリソンが生前残した朗読にドアーズの3人のメンバーが演奏してリリースした「アメリカンプレイヤー 祈祷師」でアルバム最後を締めくくる曲だったのでビックリしましたね🤠

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