『 直撃！地獄拳 』THE EXECUTIONER (1974)

監督 石井輝男
脚本 石井輝男
企画 矢部恒、坂上順
撮影 山沢義一
編集 祖田富美夫
音楽 ？木創
製作会社 東映
配給 東映(日本)、ニュー・ライン・シネマ(米国)

出演者 (役名)
千葉真一 (甲賀龍一)《甲賀探偵事務所所長》
佐藤允 (隼猛)《元警視庁麻薬課刑事》
郷鍈治 (桜一郎)《元死刑囚》
中島ゆたか (恵美)《嵐山の姪》
西城正三 (ブレーザー西山)《元プロボクサー》
津川雅彦 (マリオ水原)《NYマフィアのボス》
水島道太郎 (甲賀白雲斎)《龍一の祖父》
河合絃司 (日本真伝拳法館長)《隼と倉山田の師匠》
安岡力也 (ローンウルフ)《用心棒》
名和宏 (親分)
室田日出男 (五龍会会長)
芹明香《親分の情婦》
日尾孝司 (陳文昌) 《中国系マフィアの大物》
アネット・ブリンガー (マーガレット)《大使館令嬢》
ウィリー・ドーシー《用心棒》
ユセフ・オスマン 《用心棒》
下沢広之(現 真田広之)《少年時代の龍一》
倉田保昭 (特別出演)(倉山田)《隼の後輩》
池部良 (嵐山)《元警視総監》
ほか 。

メモ１📝
元警視総監の嵐山の号令により集められた３人のクセのある男たち。そんな彼らが互いにいがみ合いながらも国際麻薬密輸組織の壊滅に挑む痛快娯楽アクション映画。香港のカンフー映画で活躍して今作が日本映画復帰第一作目となった倉田保昭、元WBA世界フェザー級王者 西城正三、少年時代の龍一を演じた真田広之と話題に事欠かない作品となっている。

メモ２📝
甲賀忍法宗家第二十四代目として生まれ両親が亡くなってからは、滋賀の山奥で祖父 甲賀白雲斎 (水島道太郎)から厳しく育てられたが現代では忍法など役に立たないと成人をきっかけに祖父の元を離れ上京した甲賀龍一 (千葉真一)。

都内で《甲賀探偵事務所》を開くものの探偵業だけではまるで食っていけず日々借金返済に追われる日々だった。ある日、甲賀は新宿で見ず知らずの若い女 美佐 (中島ゆたか)に収監中の死刑囚の桜一郎 (郷鍈治)の脱獄を依頼される。祖父の嵐山 (池部良)が考えた計画実行のために甲賀をスカウトしたのだった。甲賀は一度は断ったものの経営難の探偵事務所を立て直すために承諾する。

無事に桜を脱獄させた甲賀は恵美が指定した待ち合わせ場所へと向かう。そこには元警視総監の嵐山とその部下の元麻薬課の刑事 隼 (佐藤允)が待っていた。しばらくして脱獄した元死刑囚 桜一郎も合流した。嵐山は隼、甲賀、桜の３人で国際麻薬密輸組織を壊滅させる計画を話し出した…。

メモ３📝
この映画初見でした。この「地獄拳」シリーズの評判は前から噂ではきいていて中でも一番評価が高い「大逆転」はかなり昔にレンタルビデオで観た記憶あるんだけどほとんど覚えていない…🥴今作はまあ〜東映らしい娯楽作品ですよね。暴力ありエロスありユーモアありというね。東映映画３本の柱ね😎もう声出して笑ってしまいましたね。あと時間たつのが凄く速い。

メモ４📝
「仁義なき戦い」シリーズ常連の名和宏と室田日出男演じる組長の各惨死シーン(惨さよりもユーモアが圧倒的勝利)には思わずこれこれーって思いました🤓安岡力也はもろ「不良番長」シリーズのジェロニモだし、流石に津川雅彦は千葉真一に殴られて目ボヨヨ～ンになったり肋骨の一部掴み出されなかったかあ…実に残念😮‍💨

メモ５📝
郷鍈治は強面で比較的悪役が多いから今作のようなコメディ要素ある役は珍しいと思いますね。最近観た鈴木清順監督の「東京流れ者」も完全なる悪役でしたね。和製ドラゴンこと倉田保昭の日本映画凱旋第一作品というのが良いですね。回転後ろ回し蹴りなど繰り出した後の体の軸のブレが一切無いところや独特のリズム感はなるほどブルース・リーを思わせますね🤔