414 α ◆9EROlg8skM 2025/08/09(土) 02:35:35 ID:.GslcFbo0 『 黒い雨 』 (1989)監督 今村昌平脚本 今村昌平、石堂淑朗原作 井伏鱒二 「黒い雨」撮影 川又昴編集 岡安肇音楽 武満徹助監督 月野木隆、三池崇史プロデュース 飯野久製作協力 東北新社、IMAGICA製作 今村プロ、林原グループ配給 東映出演者 (配役)田中好子 (高丸矢須子)北村和夫 (閑間重松)市原悦子 (閑間シゲ子)原ひさ子 (閑間キン)沢たまき (池本屋のおばはん)立石麻由美 (池本屋文子)小林昭二 (片山)山田昌 (岡崎屋たつ)石田圭祐 (岡崎屋悠一)小沢昭一 (庄吉)楠トシエ (庄吉の妻)三木のり平 (好太郎)七尾伶子 (好太郎の妻)河原さぶ (養殖業者・金丸)石丸謙二郎 (青乃)大滝秀治 (藤田医師)白川和子 (白旗の婆さん)飯沼犀 (高丸)深水三章 (能島)殿山泰司 (老僧)常田富士男 (ヤケドを負った四十男)三谷昇 (郵便局長)ほか 。メモ1📝1965年に出版された井伏鱒二の小説「黒い雨」の映画化。広島市への原子爆弾投下によって人生を変えられた人々の悲劇的な運命を今村昌平監督が描いた。メモ2📝昭和20年8月6日の朝、閑間重松 (北村和夫)は工場に出勤するために広島市内から列車に乗ったが、その直後アメリカ軍により原子爆弾を投下される。爆風で列車は横転し重松は頬に怪我を負うがその後なんとか帰宅した。重松は妻のシゲ子 (市原悦子)と幼い頃から一緒に暮らしていて海を隔てた知人宅から戻った姪の高丸矢須子 (田中好子)と3人で火の手が迫る市内から避難する。原爆により広島の街は瓦礫の山と化し多くの怪我人や遺体を間近で見ながら、3人は重松の職場である工場にたどり着く。矢須子は海から市内に戻る途中空から降ってきた黒い雨に打たれていたが被爆した閑間夫妻ともども特に後遺症もなく工場で寝泊まりしながらそのまま終戦を迎える。5年後の昭和25年5月、矢須子は福山市内で閑間夫妻と暮らし始める。結婚適齢期を迎えた矢須子に重松の知人から縁談を持ちかけられるが二次被爆による健康被害を理由に相手側に断られ閑間夫妻は気にかける。重松は被爆した自身の健康問題の不安もあり矢須子を産んだ直後に亡くなった妹 清子のためにも早く矢須子を嫁に送り出したかった。メモ3📝この映画スレ初登場の今村昌平監督作品です。《いまへい》こと今村昌平監督は好きな監督でだいたいの作品は観てるけどこの「黒い雨」は今まで観る機会がなかったので今回初見でした。原爆投下直後の広島市内の再現シーンとか観るのが辛いので意識的に避けてきたのもありますね🤔実際観るとショッキングなシーンはあるにはあるけど福山市での牧歌的な田舎の風景とそこに暮らす人びとの力強さ(原爆や特攻と悲劇を乗り越えていく)の方が勝ってました。そしてむしろ被爆者に対する差別の方が怖いと私は感じました。メモ4📝悲劇の中でも絶妙な喜劇的要素を盛り込んでいくのが今村昌平監督の真骨頂と言っていいでしょう。喜劇の中に悲劇があり悲劇の中に喜劇があるという《いまへい》の言う《重喜劇》なんでしょう🤔今村昌平は日本映画学校(現在は日本映画大学)の創設者でこの作品で助監督として三池崇史も出身者ですね。メモ5📝私の世代だと《キャンディーズのスーちゃん》の田中好子。今村昌平監督作品はこの「黒い雨」だと鯉、「うなぎ」だと鰻、「カンゾー先生」だと魚(ざっくりしてんなあ😛)と魚がよく登場しますけど田中好子の実家は足立区で《田中釣具店》というのも付け加えておきますよ🤓ネタバレにならないように書くのはしんどいけど、原爆投下から20年後矢須子とヤケドを負った男 (常田富士男)が四国巡礼している約19分のカラーフィルムで撮影されたバージョンがあるそうで、それは今村監督が本編のエンディングにする予定だったけど結局カットしたそうです🤔ちょっと観てみたいかも🤔 jpg画像(216KB) jpg画像(594KB) jpg画像(302KB) 0 0
『 黒い雨 』 (1989)
監督 今村昌平
脚本 今村昌平、石堂淑朗
原作 井伏鱒二 「黒い雨」
撮影 川又昴
編集 岡安肇
音楽 武満徹
助監督 月野木隆、三池崇史
プロデュース 飯野久
製作協力 東北新社、IMAGICA
製作 今村プロ、林原グループ
配給 東映
出演者 (配役)
田中好子 (高丸矢須子)
北村和夫 (閑間重松)
市原悦子 (閑間シゲ子)
原ひさ子 (閑間キン)
沢たまき (池本屋のおばはん)
立石麻由美 (池本屋文子)
小林昭二 (片山)
山田昌 (岡崎屋たつ)
石田圭祐 (岡崎屋悠一)
小沢昭一 (庄吉)
楠トシエ (庄吉の妻)
三木のり平 (好太郎)
七尾伶子 (好太郎の妻)
河原さぶ (養殖業者・金丸)
石丸謙二郎 (青乃)
大滝秀治 (藤田医師)
白川和子 (白旗の婆さん)
飯沼犀 (高丸)
深水三章 (能島)
殿山泰司 (老僧)
常田富士男 (ヤケドを負った四十男)
三谷昇 (郵便局長)
ほか 。
メモ1📝
1965年に出版された井伏鱒二の小説「黒い雨」の映画化。広島市への原子爆弾投下によって人生を変えられた人々の悲劇的な運命を今村昌平監督が描いた。
メモ2📝
昭和20年8月6日の朝、閑間重松 (北村和夫)は工場に出勤するために広島市内から列車に乗ったが、その直後アメリカ軍により原子爆弾を投下される。爆風で列車は横転し重松は頬に怪我を負うがその後なんとか帰宅した。重松は妻のシゲ子 (市原悦子)と幼い頃から一緒に暮らしていて海を隔てた知人宅から戻った姪の高丸矢須子 (田中好子)と3人で火の手が迫る市内から避難する。
原爆により広島の街は瓦礫の山と化し多くの怪我人や遺体を間近で見ながら、3人は重松の職場である工場にたどり着く。矢須子は海から市内に戻る途中空から降ってきた黒い雨に打たれていたが被爆した閑間夫妻ともども特に後遺症もなく工場で寝泊まりしながらそのまま終戦を迎える。
5年後の昭和25年5月、矢須子は福山市内で閑間夫妻と暮らし始める。結婚適齢期を迎えた矢須子に重松の知人から縁談を持ちかけられるが二次被爆による健康被害を理由に相手側に断られ閑間夫妻は気にかける。重松は被爆した自身の健康問題の不安もあり矢須子を産んだ直後に亡くなった妹 清子のためにも早く矢須子を嫁に送り出したかった。
メモ3📝
この映画スレ初登場の今村昌平監督作品です。《いまへい》こと今村昌平監督は好きな監督でだいたいの作品は観てるけどこの「黒い雨」は今まで観る機会がなかったので今回初見でした。原爆投下直後の広島市内の再現シーンとか観るのが辛いので意識的に避けてきたのもありますね🤔実際観るとショッキングなシーンはあるにはあるけど福山市での牧歌的な田舎の風景とそこに暮らす人びとの力強さ(原爆や特攻と悲劇を乗り越えていく)の方が勝ってました。そしてむしろ被爆者に対する差別の方が怖いと私は感じました。
メモ4📝
悲劇の中でも絶妙な喜劇的要素を盛り込んでいくのが今村昌平監督の真骨頂と言っていいでしょう。喜劇の中に悲劇があり悲劇の中に喜劇があるという《いまへい》の言う《重喜劇》なんでしょう🤔今村昌平は日本映画学校(現在は日本映画大学)の創設者でこの作品で助監督として三池崇史も出身者ですね。
メモ5📝
私の世代だと《キャンディーズのスーちゃん》の田中好子。今村昌平監督作品はこの「黒い雨」だと鯉、「うなぎ」だと鰻、「カンゾー先生」だと魚(ざっくりしてんなあ😛)と魚がよく登場しますけど田中好子の実家は足立区で《田中釣具店》というのも付け加えておきますよ🤓ネタバレにならないように書くのはしんどいけど、原爆投下から20年後矢須子とヤケドを負った男 (常田富士男)が四国巡礼している約19分のカラーフィルムで撮影されたバージョンがあるそうで、それは今村監督が本編のエンディングにする予定だったけど結局カットしたそうです🤔ちょっと観てみたいかも🤔