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『 加藤隼戦闘隊 』(1944)

監督 山本嘉次郎
脚本 山崎謙太、山本嘉次郎
撮影 三村明
音楽 鈴木静一
特殊技術 円谷英二
助監督 本多猪四郎、丸山誠治、古澤憲吾
製作 村治夫
情報局 撰定國民映畫
後援 陸軍省
製作 東寳株式會社

出演者 (配役)
藤田進 (加藤建夫少将/加藤隼戦闘隊隊長)
黒川弥太郎 (安場大尉)
隆野唯勝 (榎公平大尉)
中村彰 (進藤中尉)
河野秋武 (奥田中尉)
沼崎勲 (高田中尉)
浅田健三 (丸江大尉)
生方明 (新居中尉)
大河内傳次郎 (徳山中尉)
高田稔 (北村部隊長)
志村喬 (青?部隊長)
菅井一郎 (菅井集団長)
灰田勝彦 (吉田 落下傘部隊)
河津清三郎 (森田中尉)
木村功 (横尾軍曹)
松尾文人 (小田曹長)
望月伸光 (瀬川中尉)
光一 (大岩上等兵)
津田光男 (片山中尉)
佐山亮 (大竹中尉)
龍崎一郎 (工藤中尉)
坂内永三郎 (射水准尉)
三田國夫 (小泉中尉)
熊谷二良 (初田中尉)
長島武夫 (立見曹長)
国創典一 (竹中中尉)
鈴木左衛門 (重爆隊員)
河野糸子 (給士のよしちゃん)
ほか 。

メモ1📝
大東亜戦争、太平洋戦争にて「加藤隼戦闘隊」を率いて活躍した帝国陸軍(陸軍航空部隊)のパイロット 加藤建夫の生涯を戦時中山本嘉次郎監督が映画化した。助監督として参加した山本嘉次郎監督門下生の本多猪四郎と特技監督として参加した円谷英二が初めて出合った記念すべき作品。

メモ2📝
1941年(昭和16年)加藤建夫 (藤田進)は陸軍少佐 4代目戦隊長として広州天河飛行場駐留の飛行第64戦隊に着任した。そして1941年8月末に新鋭の一式戦闘機に改良を加えた新戦闘機「隼」を導入したことで「加藤隼戦闘隊」が誕生した。

太平洋戦争開戦後、第64戦隊と「隼」は主戦場を南方に変えその機動力で敵連合軍に大打撃を与え続ける。

メモ3📝
今回この映画初見でした。戦時中に製作された国民に対して士気を上げさせる国策映画ではあるんですが、ドイツ映画やロシア映画に見られるガチガチのイデオロギーがあんまりなくてすんなり観れましたね🤓それは加藤建夫演じた藤田進の演技があまりに見事だったからかも知れないですね🤔好奇心が人一倍旺盛で部下の戦死に心を痛める。30代後半(亡くなったのは38才)だと航空部隊では前線を退き地上での勤務(キャリア組)になるのが普通なのに彼は最期まで操縦桿を握り続けた。

メモ4📝
ガンダムに例えると加藤建夫はランバ・ラルですね🤓その裏表ない性格は若い士官からも愛されるわけです🤓「加藤隼戦闘隊」にはけっこう印象的なシーン多いですね🤔特撮も素晴らしいですね。迫力ある空中戦なんか時代を考えたらちょっと信じられない出来ですよね🤓他の映画会社の飛行隊の映画も今回いろいろ観たんだけどドキュメンタリー映画(つまり…本物)を引用してることが多くて流用されすぎて効果なしって感じなんだけど、円谷英二特技監督による映像は本物を超えてしまってる感じしますね🤓本多猪四郎✕円谷英二による「ゴジラ」のリアリズムはここで芽吹いたのかも知れないですね🤔

メモ5📝
山本嘉次郎監督の東宝(日本映画)に対する貢献はちょっと加藤建夫と似ているところあるんですよ。助監督採用試験で服がボロボロで態度も悪い黒澤明を合格させたり俳優採用試験(三船敏郎はキャメラマン志望であった)の面談でこれまた態度が極めて悪い三船敏郎を面白がって採用したりとかね🤓

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