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『 田園に死す 』 (1974)

監督 寺山修司
脚本 寺山修司
原作 寺山修司
撮影 鈴木達夫
編集 山路早智子、大坪隆平、浅井弘
音楽 J・A・シーザー
製作/配給 人力飛行機舎、日本アートシアターギルド

出演者 (配役)
八千草薫 (人妻化鳥)
春川ますみ (空気女)
新高恵子 (草衣)
菅貫太郎 (私)
高野浩幸 (少年時代の私)
斎藤正治 (股引き)
三上寛 (牛)
原泉 (イタコ幻婆)
蘭妖子 (せむしの少女)
サルバトール・タリ (兵隊馬鹿)
高山千草 (私の母)
ミスター・ポーン (一寸法師)
大前均 (大男)
木村功 (批評家)
原田芳雄 (嵐)
粟津潔 (詩人)
伊奈かっぺい (理容師)
ほか 。

メモ1📝
青森出身の歌人/劇作家の寺山修司が自身の歌集を脚色しみずから監督した「書を捨てよ町へ出よう」に続く長編監督映画二作目。

メモ2📝
父親のいない中学生の私 (高野浩幸)は青森県恐山の麓の村で母 (高山千草)と2人で暮らしている。私の唯一の愉しみといえばイタコ (原泉)に父親の霊を呼んでもらい会話することだった。家の隣りには他所から嫁入りした若い人妻が住んでおり時には妄想に耽っていた。

ある日、村にやってきたサーカスヘ遊びに行った。私はサーカス団員たちから外の世界のことを聞かされ憧れを抱くようになった。今の生活に嫌気が差した私は家出をすることを決心し同じように生活が嫌になった隣りの人妻と共に村を離れる約束をした。早朝誰もいない駅で待ち合わせして線路を歩く2人…。

映画は暗転し照明がつく。ここは試写室。映画監督となった私 (菅貫太郎)の自伝映画はスタッフたちに絶賛された。スナックで批評家 (木村功)に「もし君がタイムマシーンに乗って数百年をさかのぼり、君の三代前のおばあさんを殺したとしたら現在の君はいなくなると思うか?」と尋ねられる。私は少年時代の私と出合い映画で描かれた少年時代は脚色されており真実ではないと告発される。

メモ3📝
今回この映画初見でした。監督デビュー作の「書を捨てよ町へ出よう」もまさにPUNK!って感じでどっちにするか迷ったんですが八千草薫が出演してるのでこちらにしました🤓こんなアングラ映画(失礼な)になぜ八千草薫が?って思ったけど、寺山修司は以前八千草薫主演のTVドラマの脚本を書いたことがあってそれがきっかけみたいですね。批評家役の木村功もそうですね。黒沢明監督の「野良犬」の犯人 遊佐。「七人の侍」の若侍演じたベテラン俳優ですよ🤓

メモ4📝
幻想的なサーカスのシーンと海辺のシーンなんかはもう「フェリー二監督作品好きなんだな…(一応青森弁)」って高らかに意思表明してる感じですもんね🤓しかも春川ますみ演じる空気女は肥った女性(イコール尻のデカい女性)が必ず登場するフェリー二作品にピッタリで思わずニヤけてしまいましたね🤠フォークシンガー/詩人/俳優の三上寛の映画デビュー作でもありますね🤓

メモ5📝
寺山修司。これまで私はあまり触れる機会なくて昔タモリが青森弁でモノマネしてた人というぐらいしかないですね🤔でも遠藤ミチロウ(スターリン)とか後進のアーティストらに多大な影響与えてるのが見受けられますね🤔映画「書を捨てよ町へ出よう」なんかもろ園子温監督に影響与えてるなあ〜って思いますもん。石井聰互監督の「爆裂都市 」でのマーケットで暮らす人々のミュージカル的演出(「幸福の飢餓」のシーン)なんか寺山修司の影響感じましたね🤠

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https://youtu.be/HJyDF1mNtsU?si=IDKddjm58XBEAhOB

🤓Special Thanks to🤠 EpFruit


八千草薫というと私は「岸辺のアルバム」(1977・TBS)と「茜さんのお弁当」(1981・TBS)のイメージ強いですね🤔映画「ガス人間第一号」(1960・本多猪四郎監督/円谷英二特技監督)では日本舞踊の家元演じてるけど儚くも美しいので是非観なさい😎

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