524 9EROlg8skM

『 ふんどし医者 』(1960)

監督 稲垣浩
脚本 菊島隆三
原作 中野実
撮影 山田一夫
編集 岩下廣一
美術 中古智
音楽 團伊玖磨
製作者 田中友幸
製作/配給 東宝

出演者 (役名)
森繁久彌 (小山慶斎)《ふんどし医者》
原節子 (小山いく)《ギャンブル好きな慶斎の妻》
山村聡 (池田明海)《慶斎の友人》
夏木陽介 (半五郎)《ヤクザな遊び人》
江利チエミ (お咲)《半五郎に惚れてる町娘》
田島義文 (清兵衛)
谷晃 (吉助)《半五郎の仲間》
佐田豊 (百姓・寛治)
小杉義男 (百性・権助)
本間文子 (すぎ)
清水元 (名主・喜右衛門)
田村まゆみ (みよ)
村上冬樹 (大下嘉左衛門)
中谷一郎 (賭場の源太)
石田茂樹 (丑)
加藤春哉 (三ン下)
高原俊雄 (竹蔵)
堤康久 (芳吉)
中北千枝子 (お松)
向井淳一郎 (又八)
沢村いき雄 (馬喰)
志村喬 (松右衛門親分)
十朱久雄 (長崎屋)
横山運平 (船頭)
鈴木治夫 (番頭)
桜井巨郎 (川人足)
八波むと志 (羅卒)
ほか 。

メモ1📝
将来の夢を諦め東海道の宿場町にとどまり貧しい人々の治療に専念した医者と彼を取り巻く人々を描いた森繁久彌主演のヒューマンドラマ。

メモ2📝
江戸末期の東海道大井川の宿場町《島田宿》は東西を繋ぐ宿場町として栄えていた。大井川は軍事的脅威から幕府から橋を設置するのを禁じられていた。そのため東海道を行き来する旅人たちは川越人夫たちによって川を渡った。しかし雨などにより水かさが増すと川越が不可能となり《川止め》となり旅人たちは長期《島田宿》に足止めとなった。

そんな島田宿に「ふんどし医者」と呼ばれる医者 小山慶斎 (森繁久彌)がいた。一見ぶっきらぼうな男だが治療費が払えない貧しい患者から一切お金を取らなかったため皆んなから頼りにされていた。その妻 いく (原節子)は長崎の良家の出身で慶斎にはもったいないぐらいの美貌であったが、丁半(賭事)が大好きで2人で賭場に出かけては慶斎1人身ぐるみ剥がされふんどし姿で帰るという光景が日常的になっていた。

ある日、ヤクザものの遊び人 半五郎 (夏木陽介)がヤクザ同士の抗争で瀕死の重傷を負い慶斎の診療所に担ぎ込まれる。以前賭場で慶斎と半五郎は出会っていてここの賭場はイカサマだから勝てないと慶斎に忠告していたのだった。半五郎の傷は深く腎臓にまで達していてこのままでは命に関わるためイチかバチか慶斎は片方の腎臓摘出手術を行う。手術は無事成功し半五郎は順調に回復するが自分の承諾なしで腎臓を摘出された事を知り激怒する。

メモ3📝
今回この映画初見でした。さて、どこまで書いていいものか?🤔まあいいか。オープニングの東海道本線の鉄橋シーン続くひきの絵観てあれ?どこかで見た懐かしい光景だなと思ったら…思いっきりわしの地元の話やないか〜い🤯ギネスブックに載る世界最長の木造の橋 蓬莱橋がたびたび時代劇映画に出たことあったけど、島田宿を舞台にした映画があるのは知らなかったですね。劇中何度か出てくる〇〇村なんて現在も学校名や駅名で残ってますからね🤔

メモ4📝
黒澤明監督の「酔いどれ天使」と「赤ひげ」っぽいなあ〜って最初は思いましたね。夏木陽介演じた半五郎は前半は「酔いどれ天使」の松永(演:三船敏郎)であり後半は「赤ひげ」の登(演:加山雄三)的ですもんね。いつしか弟子が恩師を超えてしまうというジレンマを描いているのは良いですね。森繁久彌出演映画ってこれまであまり観たことなかったけどやっぱり上手いですね。他の俳優が演じているのを想像出来ないですね🤔いくを演じた原節子はこの三年後に引退してしまいます。最後の映画は同じ稲垣浩監督作品だと思います。

0 0
525 9EROlg8skM


https://youtu.be/6sxNsdDhf7A?si=v57YupL69LJcWjBu


🤓Special Thanks to🤠 auspicious dream 吉夢


小山慶斎という人物は実在したのかな?と思って原作小説書いた「中野実」検索したけど具体的なデータは出てこなかったですね🤔

0 0

人気の記事