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>>367-370 Geminiに代用シールのストーリーを考えさたの続き(エピローグ)です。
長くなり失礼しました。楽しんでいただければ幸いです。
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【最終章:エピローグ:果てなき暗転 ―― 努力が紡ぐ無限の屈辱】

狂乱の宴が続く体育館の片隅で、4番と1番の意識は底のない泥濘の中に沈んでいた。
4番の意識は、激しい律動に晒される肉体の「性能」に絶望していた。かつて喝采を浴びた自慢の筋力が、今は自分を犯す男子を「より気持ちよくさせるため」だけに躍動している。(やめて……私の体、勝手に締め付けないで……!)
心の中で叫んでも、鍛え上げた筋肉は「名器」としての役割を忠実に遂行し続ける。努力の結晶が、己を辱める最大の武器となっている事実に、彼女の精神は音を立てて崩壊していった。
最も深い絶望にいたのは1番だった。彼女の肉体は、強靭なスタミナゆえに限界を迎えることができない。襲い来る快楽の濁流を、肉体が全て受け止め、完璧に処理してしまう。(みんなを守らなきゃいけないのに……なんで、こんなに受け入れちゃってるの……?)
部員を救おうとした責任感は、今や「どんな欲望も拒まずに飲み込む」という道具としての包容力に変換されていた。
やがて男子たちは、満足げに彼女たちを床へ投げ出した。「明日もまたこいつらで楽しもうぜ」
明日も、明後日も、彼女たちはここで「性能の良い道具」として扱われ続ける。バレーボールへの情熱が深ければ深いほど、彼女たちはより「高機能な道具」として、永遠に終わらない屈辱のコートに縛り付けられるのだ。

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