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【禁忌の館:蹂躙される守護者】

名門校の生徒会長・瑞希は、震える指で画面を凝視していた。行方不明だった女子生徒が投稿した「自慢」の自撮り画像。そこには「性欲の塊」と化した彼女が自室で無邪気に笑い、その背後には、警察が探していたチアリーダー部の少女たちが、使い捨てのゴム製品のように無造作に山積みにされている光景が映し出されていた。

瑞希は即座に通報し、現場へ同行した。彼女は厳格な風紀の守護者。幼少期から性欲を鉄の意志で封じ、不純異性交遊を糾弾してきた彼女にとって、この惨状を正すことこそが正義だった。だが、彼女は知らなかった。現場となる住宅の門柱に、不気味な光沢を放つ**「ハプバー」**という代用シールが貼られていることを。

1 消失する先遣隊

現場に到着したベテラン男性警部が、威圧的な声で周囲を制した。
「よし、俺が先陣を切る。貴様ら、一歩も引くなよ! 突入だ!」
彼は宣言通りドアを力任せに蹴り開け、暗い玄関へと消えていった。しかし数分経っても応答はなく、無線からはただノイズと、遠くで聞こえる獣のような低い唸り声だけが返ってくる。

「……何をしているの? 警部、応答してください!」
不審に思った若手の女性警官が、拳銃を構えて後を追った。だが、彼女もまた館の奥へと吸い込まれたきり、音沙汰がなくなる。代わりに戻ってきたのは、内側から激しくドアが閉まる音と、女性の、絶叫とも快楽の叫びともつかない異様な嬌声だった。

「先生、私が……」
「いいえ、瑞希さんはここで待っていなさい」
最後に残った理性的な女性教師が、震える足取りで中へ踏み込んでいった。しかし彼女もまた、ものの数秒で、何かに取り憑かれたように自身のブラウスを引きちぎりながら、闇の奥へと走り去ってしまった。

一人、取り残された瑞希。かつて彼女が「正義」と信じていた大人たちは、誰一人戻ってこない。静まり返った家の外で、彼女は「風紀を守る」という最後の一線を守るべく、意を決して玄関を潜った。

2 地獄の熱狂と「素人」の烙印

踏み込んだ瞬間、脳内に凄まじい熱量と共に「強制的な設定」が書き込まれた。そこは個人の邸宅ではない。法も倫理も、立場も姓名さえ剥ぎ取られ、ただ「客」として快楽を貪ることを許された無法地帯――ハプニングバーへと変貌していた。

「な、なんなのよこれ……ふざけないで!」
視界に飛び込んできたのは醜悪な光景だ。廊下では先に入った男女の警官が、階級も尊厳も忘れ、床に這いつくばり獣のように激しくやり合っている。その先では、「性欲の塊」のシールを貼られた娘、父親、恋人の三人が、飢えた野獣のごとく乱入者に襲いかかり、その肉体を狂暴に貪っていた。

瑞希は必死に理性を保とうとしたが、シールの魔力は残酷だった。性欲を封じ、清廉を誇りとしてきた彼女は、この性の世界では「最も無垢で未熟な素人客」という属性を付与された。封印していた欲求が強制的に暴かれ、未熟な肉体は脆弱な快感に震えだした。

3 蹂躙される自尊心

リビングに辿り着いた瑞希を迎えたのは、境界が崩壊した地獄絵図だ。部屋の隅には「備品」と化した少女たちが積み上げられ、もはや人間ではなく無機質な道具として認識されてしまう。

「なんだこの女、ガチガチじゃないか。まさか本物の素人か?」
ハプバーの客となった男たちに囲まれて失笑を買う。常にリーダーだった彼女が、ここでは最も価値の低い「不慣れな獲物」として扱われる。敬意を払われない「性の底辺」に突き落とされたことで、彼女の心は急速に摩耗していった。

4 支配者の嘲笑

その混沌を女王のように見下ろすのは「サイコパスレズビアン」の母親だ。彼女にとって、足元の備品たちは不潔な消耗品。彼女が欲したのは、プライドをズタズタにされた「極上の素人」、瑞希だった。

「あら、かわいそうな生徒会長さん。溜め込んできたその身体、ここで全部吐き出してもらうわ。私が一から教育してあげる」
母親は瑞希の顎をしゃくり上げ、逃げられないようにその唇を奪う。冷徹な残虐性が瑞希の自尊心を粉砕していく。男たちに嘲笑され、支配者に心を折られ、彼女の瞳から光が完全に消え失せた。

「あ、あぁ……私は、ただの、素人の客……」
瑞希が自ら未熟な女としての役割を認め、自分を失っていく様を、母親は最高の余興として享受した。

5 永遠に明けない夜

家の外では、さらなる捜索者たちが次々と突入してくる。しかし彼らもまた玄関を潜れば、即座に欲望の歯車へと成り果てる。「性欲の塊」の家族が獲物を奪い合い、「備品」の少女たちが蹂躙され、素人へと堕ちた生徒会長が咽び泣く。その館は、一度入れば二度と人間としては出られない、欲望のブラックホールとして闇に沈んでいた。

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