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なかなか売れない市内の産業団地の区画
副市長が懇意にしている代議士からの紹介で、少し遠方にある某運送会社へ営業活動

副市長、産業振興課の課長と担当、そして秘書課のS姫の4人で運送会社の本社へ
事前の情報で、この会社には”性的上納”が必須と聞いていた副市長はSにこう命じた…

「この話がまとまれば、売れ残りのあの区画が拠点配送センターになるのは確実だ
雇用も、少なくも積もっても地元から50人は見込める 判ってるよね…S君」

3月末からの事前研修で、こういった裏の仕事も多いと聞いていたS姫だが…
やっぱり初めての仕事は緊張する
「私、できるかどうか不安です…」

「なに、あれだけ課内で研修したんだ、心配ないよ」
「でも…」
「相手の求めに応じて、できることだけすればいい 多少は戸惑う態度の方が男は興奮するもんだ」
「はい、わかりました…」

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