134 社畜 2024/09/10(火) 12:59:45 ID:H7URs7fAi >>58 続きどす。「患者CRAZY編」④「まさかの理解者」〜あらスジ〜ヤタガラスが精神疾患を持つ患者Kさんより胸を揉みしだかれてしまう事件が起きてしまう。それに対し、社畜病院の主要メンバーが【揉みしだかれたヤタガラスが可哀想派】【揉みしだかれたヤタガラスが悪い派】と二極化してしまった…。各々が勤務室にて論争を繰り広げる中、戦場に新たな問題児が投入された…。「陰ちゃーん…陰ちゃ…あ、雰囲気悪い感じ?」さすがのおバカな陽ちゃんでもこの殺伐とした空気は感じ取れたらしい。お利口である。「…陽ちゃん、悪いけど今はそれどころじゃないから」陰ちゃんがそっと陽ちゃんを退けそうとする。事態をややこしくしないためにその判断、正解。だが…「…ねぇ? 陽ちゃんはどう思う?」…!? バリカンがまさかの陽ちゃんを会話に巻き込んだ。一体何のつもりだ…。そして淡々とセクハラ事件について語り出す。「なるほど…。精神疾患は厄介ですよねぇ」理解が早い陽ちゃん。お前も躁鬱だろうが…。「でもそのヤタガラスさんって人も気の毒ですね〜。いくら相手が病人だとしても…。なんか女性の尊厳ってこの業界薄いですよね。陰ちゃんがもしそういうことされたら患者さん、ぶん殴っちゃうかも☆」陽ちゃんがハイになりながらペラペラと恐ろしいことを口にする。これも疾患の症状の1つなのだろう…。にしてもまさかのまともな意見を発した。「そうだよね陽ちゃん。自分の大切な人がそんな目に遭ったら辛いよね。ありがとう。この社畜病院にも陽ちゃんみたいな優しい考えが持てる人が増えるといいねって話をしてたの。急に巻き込んでごめんね 」上手いなバリカン…。スレンダーやガーディアンが得意とする相手を引き込む話術をしっかり習得してやがる…。30代に突入して少し貫禄もついてきたな…。ケツにも肉乗ってきたし…。「…??そんなの普通じゃないですか??」陽ちゃんからしたら当たり前のことだが、この社畜病院が少しズレていることに彼女はまだ気づいていない。そしてバリカンが勝負に出る。「そうじゃない人もいるらしいけどね…」バリカンが「せーり」と陰ちゃん方面に目を向ける。「……」バツが悪そうな2人…。不思議そうな顔でその2人の顔を見つめる陽ちゃん…。「…だから!! 私だって…」我慢できず先に口を開いたのは「せーり」であった。是非とも下の口も開口器でパックリ開けて中身を覗いてみたい。しかしそれとほぼ同時に陰ちゃんも動いた。なんと勤務室から退出したのである。「あ…! 陰ちゃん!!」状況が分からない陽ちゃんも陰ちゃんを追いかけるように勤務室を後にする。「可愛い後輩ちゃん、行っちゃいましたね」陰ちゃんが退場し、2対1の数的優位に立ったことを嫌味ったらしく伝える「はざーど」。今回存在感薄いな…。臭うけど…。「…っ! 私は患者さんのことを思って…」「うん。みんなそう思ってるよ…。だからこそ、リーダーである『せーり』は職員のことも考えてあげてほしい」「考えてるよ゙っ!!!」急に「せーり」が大声を上げた。その目には涙を浮かべている。感情が限界なのだろう。突然のリアクションにバリカンも言葉が出なくなってしまった。しかし「はざーど」は違う。「ちょっと声のボリューム下げれないの?」ちょっと黙ってくれや…。▶︎次回「せーりの扱い」 17 0
>>58 続きどす。
「患者CRAZY編」④「まさかの理解者」
〜あらスジ〜
ヤタガラスが精神疾患を持つ患者Kさんより胸を揉みしだかれてしまう事件が起きてしまう。
それに対し、社畜病院の主要メンバーが
【揉みしだかれたヤタガラスが可哀想派】
【揉みしだかれたヤタガラスが悪い派】
と二極化してしまった…。各々が勤務室にて論争を繰り広げる中、戦場に新たな問題児が投入された…。
「陰ちゃーん…陰ちゃ…あ、雰囲気悪い感じ?」
さすがのおバカな陽ちゃんでもこの殺伐とした空気は感じ取れたらしい。お利口である。
「…陽ちゃん、悪いけど今はそれどころじゃないから」
陰ちゃんがそっと陽ちゃんを退けそうとする。事態をややこしくしないためにその判断、正解。だが…
「…ねぇ? 陽ちゃんはどう思う?」
…!? バリカンがまさかの陽ちゃんを会話に巻き込んだ。一体何のつもりだ…。そして淡々とセクハラ事件について語り出す。
「なるほど…。精神疾患は厄介ですよねぇ」
理解が早い陽ちゃん。お前も躁鬱だろうが…。
「でもそのヤタガラスさんって人も気の毒ですね〜。いくら相手が病人だとしても…。なんか女性の尊厳ってこの業界薄いですよね。陰ちゃんがもしそういうことされたら患者さん、ぶん殴っちゃうかも☆」
陽ちゃんがハイになりながらペラペラと恐ろしいことを口にする。これも疾患の症状の1つなのだろう…。にしてもまさかのまともな意見を発した。
「そうだよね陽ちゃん。自分の大切な人がそんな目に遭ったら辛いよね。ありがとう。この社畜病院にも陽ちゃんみたいな優しい考えが持てる人が増えるといいねって話をしてたの。急に巻き込んでごめんね 」
上手いなバリカン…。スレンダーやガーディアン
が得意とする相手を引き込む話術をしっかり習得してやがる…。30代に突入して少し貫禄もついてきたな…。ケツにも肉乗ってきたし…。
「…??そんなの普通じゃないですか??」
陽ちゃんからしたら当たり前のことだが、この社畜病院が少しズレていることに彼女はまだ気づいていない。そしてバリカンが勝負に出る。
「そうじゃない人もいるらしいけどね…」
バリカンが「せーり」と陰ちゃん方面に目を向ける。
「……」
バツが悪そうな2人…。不思議そうな顔でその2人の顔を見つめる陽ちゃん…。
「…だから!! 私だって…」
我慢できず先に口を開いたのは「せーり」であった。是非とも下の口も開口器でパックリ開けて中身を覗いてみたい。しかしそれとほぼ同時に陰ちゃんも動いた。なんと勤務室から退出したのである。
「あ…! 陰ちゃん!!」
状況が分からない陽ちゃんも陰ちゃんを追いかけるように勤務室を後にする。
「可愛い後輩ちゃん、行っちゃいましたね」
陰ちゃんが退場し、2対1の数的優位に立ったことを嫌味ったらしく伝える「はざーど」。今回存在感薄いな…。臭うけど…。
「…っ! 私は患者さんのことを思って…」
「うん。みんなそう思ってるよ…。だからこそ、リーダーである『せーり』は職員のことも考えてあげてほしい」
「考えてるよ゙っ!!!」
急に「せーり」が大声を上げた。その目には涙を浮かべている。感情が限界なのだろう。突然のリアクションにバリカンも言葉が出なくなってしまった。しかし「はざーど」は違う。
「ちょっと声のボリューム下げれないの?」
ちょっと黙ってくれや…。▶︎次回「せーりの扱い」