599

バリカン裏物語ダイジェスト

【転】①
そしてなんやかんやでバリカンを後部座席に乗せたクソ野郎御一行。社畜の運転する大型バンは計6時間コースの高速道路中心の地獄のドライブを開始することになりました。基本は道路しか見えないので社畜は後ろでバリカンが何をされているか分かりません…。

ここからは体感ですが、はじめ1時間くらいは皆優しかったです。
「やることやったら返すから脱いでください」
そんなスタンスでバリカン自らが服を脱ぐ機会を与え、決して自分らは手をあげたりしないという雰囲気が何となく伝わってきました。
「やれ、暖房をつけろ」「やれ、安全運転しろ」など逆に社畜に対してみんな冷たかったです。
ちなみに時期は冬なので暖房をつけるのは当たり前なのですが、よほど北風と太陽みたいな考えで服を脱がせたかったのか、レベルMAXで空調を入れさせられたのです。窓が曇って危なかった…。

しかしバリカンは一向にコートすら脱ごうとしません。さすがに1時間も粘られたら、その分お楽しみの時間が減ってしまいます…。段々と彼らの口調は強くなっていき、しまいには車内の暑さに耐えられなかったのか、ゴリアテ自ら上裸になってしまいます。お絵描きみっちり入ってます。

「ほら、おれは脱いだぞ?」
あっ、では私も…ってなるかーい!と心の中で突っ込みを入れてしまいそうになりましたが、声を出したら身バレします…危ない…。
お馬鹿なゴリアテの作戦はもちろん失敗、そして力づくの手段を選んでしまいます…。

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」

後部座席で何をされているかはすぐ分かりました。だってバリカンの衣類が次々と前方座席に飛んでくるんですもの…。

「ん゛ッーーーー!ンヴゥー!」
しばらくして声質が変わったので一瞬後ろを振り返ると、全裸のバリカンが自身のマフラーを猿轡にさせられ、撮影や悪戯をされていました。
「右のが若干胸デカイのウケる〜」
「よく見たらケツ汚ぇな、なんだこのボツボツ。おりゃ!なんか潰したら膿でてきた!汚ぇ!」
「マ〇毛いっきまーす! どりゃああ!」

車内にバリカンの悲鳴、ばら撒かれる陰毛。
とてもカオスなドライブはまだ始まったばかりです…。

【転】②へ続く



7 0

人気の記事