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>>122
続きです。よろしければ。

彼女は何の疑いも無く自宅を教えてくれた。
こんな超変態の俺を信頼してくれてるんだなぁ。ちょっと切なく申し訳ない気分になった。

なんと、彼女の家は当初リストアップしていた家とは違って、大きな敷地の古い民家の裏側にある築20年位の古くも新しくもない家で、俺は完全に見逃していた。

大雨が降り続く中、家の前に停車すると
「ありがとうございました!せいのっ!」
とドアを開けて車を降りると急いで玄関まで小走りに行って、最後にこちらを振り向いて小動物系の可愛い顔で笑って手を降ってくれた。
俺はクールな表情‥‥(本当は興奮ぎみで)‥‥で軽く手を上げその場を去った。
彼女が見送っている姿がミラーに写っていた。
やった!やったぞ!
これでロックオンだ!
でも、彼女の玄関前で手を振ってくれた時の可愛い表情が焼き付いている。いつもは凛とした彼女が可愛く笑って‥‥
ちょっと気持ちを裏切るような気がして悪い感じがする。

だがそこは【超変態】の俺。直ぐに行動開始した

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