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自分が一番熱心に長く通ったのは3つ下の職場の後輩のアパートで、人通りは少ないものの、通れば目につきやすい場所だった
だから、石ころ帽子が手に入ったら、現実的には「石ころ帽子をかぶって、誰にも見つかる心配をしないで覗く」だったかもしれない…そもそも石ころ帽子が現実ではないけど

入社式で可愛いなぁと思い、歓迎会の際にだいたいの住所を聞き出し、アパートを見付けて張り込んだ
遠距離恋愛している学生時代の彼氏が泊まりに来たゴールデンウィークに、あっけなくHを目撃できたものの、布団をかぶって10分ほどですべてが終わるような残念さだった
その後は、3人の彼氏とのHを見て、20代後半にかけて経験を積んで開花していくような姿を眺められた
通りから微妙な角度にある出窓が、すべてを可能にしてくれたが、見つかったら逃げ場の少ない場所でもあった
石ころ帽子があれば、リスクを考えず、諦めることなく見られただろうなぁと思う

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