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とある休日、人気のスイーツ店がある某市へとやって来た神田うの。だが、お目当てのスイーツ店を探すも肝心のお店が見当たらない。
「う〜ん、何処にお店あるんだろ?」
このまま探し回っても時間が掛かると感じたうのは誰かに道を聞こうとする。しかし周りには誰もいなかった。
「どうして誰もいないわけ…?」
誰一人いない静まり返った街にうのは不安になってくる。
「もう…どうなってんの?…しょうがない何処かに入って道を聞こう…。ここにしようかな」
たまたま目に入った建物に入って道を聞くことにするうの。

「すみませーん、誰かいませんか〜?」
建物に入ったうのは床にある円形のマークの上に立ち人を呼んでみる。すると何処からか声が聞こえてくる。
「いらっしゃいませご注文をどうぞ」
「誰かいるんですか!?ちょっと聞きたいことがあるんですけどぉ〜」
人の声を聞いて安心したうのは早速道を聞こうとする。だが…。
「ご注文をどうぞ」
「いえ、ご注文じゃなくて道を聞きに来たんです。人気スイーツ店を探してるんですが…」
「ご注文をどうぞ」
「だから道を聞きに来たのにぃ!!」
何度も「ご注文をどうぞ」と聞いてくる謎の声にうのはとうとうおこり出してしまう。
「特にご注文がなければデザインはこちらで任せていただきます」
「デザインって…?キャッ!?」
謎の声の言葉に疑問を感じるうのだったが、突如円形のマークが動き出しとある部屋まで連れて行かれてしまうのだった。

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