αさんの🎬映画🎦倉庫🏤
173
α
◆
9EROlg8skM
2024/12/04(水) 02:32:25 ID:
nVnv8PpM0
『 醜聞 スキャンダル 』 (1950)
監督 黒澤明
脚本 黒澤明、菊島隆三
企画 本木荘二郎
製作 小出孝
製作会社 松竹大船撮影所
撮影 生方敏雄
音楽 早坂文雄
出演 (配役)
三船敏郎 (青江一郎)《新進気鋭の画家》
山口淑子 (西条美也子)《売出し中の声楽家》
桂木洋子 (蛭田正子) 《蛭田弁護士の一人娘》
千石規子 (すみえ)《青江の友人》
小沢栄 (堀)《ゴシップ雑誌「アムール」編集長》
志村喬 (蛭田乙吉)《青江の担当弁護士》
日村新一 (朝井)
三井弘次 (カメラマン A)《「アムール」カメラマン》
清水一郎 (荒井)
岡村文子 (美也子の母)
清水将夫 (裁判長)
北林谷栄 (蛭田やす)《弁護士 蛭田乙吉の妻》
青山杉作 (片岡博士)《「アムール」担当弁護士》
高堂國典 (木こりの親父 A)
上田吉二郎 (木こりの親父 B)
左卜全 (酔っぱらいの男)
メモ1📝
「東宝争議」のため東宝で映画を撮れなかった黒澤明監督が松竹で監督した黒澤明監督初の松竹作品。主人公の画家 青江は黒澤明監督が本来なりたかった職業であり劇中に彼にふりかかった根も葉もないゴシップは黒澤明監督が実際ある女優との記事を書き立てられた経験からきている。
メモ2📝
新進気鋭の画家 青江一郎(三船敏郎)はオートバイを飛ばして伊豆の山々を描きに来ていた。そこにいた3人組の木こりは彼の絵をのぞき込んでは不思議そうな顔をしていた。「ふーん、絵描きさんにはあの山がこう見えるんやろか…。」
そこに人気声楽家の西条美也子(山口淑子)が現れた。バスではなくここまで徒歩でやってきたらしい。青江と美也子はしばらく談笑し、偶然旅館が同じだと分かると青江は親切心から美也子をオートバイの後ろに乗せ旅館に向かった。途中すれ違った路線バスに二人組の男が乗っておりオートバイの2人の姿を目で追っていた。
旅館の2階にある美也子の部屋を訪ねた青江は再び談笑した。2人が窓ぎわに並んで遠くの山々の景色を見ている時に何処からかカメラのシャッター音がした。すれ違ったバスに乗っていた二人組は芸能ゴシップ雑誌「アムール」のカメラマンだったのだ。
こうして1枚の隠し撮り写真からある事ない事書かれた嘘の熱愛記事がトップ記事となった大衆ゴシップ雑誌「アムール」は発売され飛ぶように売れて街頭で大々的に宣伝された。
この状況に憤慨した青江は「アムール」編集部に乗りこんで編集長 堀(小沢栄)を殴り倒してしまい騒ぎはさらに大きくなってしまう。青江はついに「アムール」及び出版社を告訴することになり、そこに蛭田と名乗るみすぼらしい弁護士(志村喬)が売り込みにやってきた。
メモ3📝
1にも書いた通り主人公 青江は黒澤明監督の分身とも言えるでしょうね🤔松竹大船カラーという弊害なのか、この映画での三船敏郎は「酔いどれ天使」「のら犬」のようなエネルギッシュ感が無いのが少し残念ですね🤔青江一郎という人物があまりにも健全過ぎて(「僕たちは星が誕生する瞬間を見たんだ」)周りのリアルな登場人物たち(演者たちの演技力も含めて)に完全に負けてしまってる感じしますね🤔
メモ4📝
私の好きなシドニー・ルメット監督の「評決」(1982)ってポール・ニューマン主演の映画あるんですが、それにちょっと似てるんですよね🤓アルコール依存症の初老の落ちぶれた弁護士が、出産のため入院した妊婦が病院側の麻酔のミスにより植物状態になってしまった事件を担当することになって、これまで通り相手側の多額の和解金、そして示談に持っていくことを最初から計画していたが、昏睡状態の被害者を見ているうちに弁護士としてこれまで自分がやってきたことを大いに恥じて再起を賭けて法廷で戦うことを選択するという話なんだけどね🤓まあたしかに蛭田弁護士は「評決」の弁護士ほどカッコよくないけどさ…🥴まあ機会があったら「評決」観て下さい🤓本当に良い映画ですから🤓間違っても「氷結」じゃないですからね🤓
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音楽 早坂文雄
出演 (配役)
三船敏郎 (青江一郎)《新進気鋭の画家》
山口淑子 (西条美也子)《売出し中の声楽家》
桂木洋子 (蛭田正子) 《蛭田弁護士の一人娘》
千石規子 (すみえ)《青江の友人》
小沢栄 (堀)《ゴシップ雑誌「アムール」編集長》
志村喬 (蛭田乙吉)《青江の担当弁護士》
日村新一 (朝井)
三井弘次 (カメラマン A)《「アムール」カメラマン》
清水一郎 (荒井)
岡村文子 (美也子の母)
清水将夫 (裁判長)
北林谷栄 (蛭田やす)《弁護士 蛭田乙吉の妻》
青山杉作 (片岡博士)《「アムール」担当弁護士》
高堂國典 (木こりの親父 A)
上田吉二郎 (木こりの親父 B)
左卜全 (酔っぱらいの男)
メモ1📝
「東宝争議」のため東宝で映画を撮れなかった黒澤明監督が松竹で監督した黒澤明監督初の松竹作品。主人公の画家 青江は黒澤明監督が本来なりたかった職業であり劇中に彼にふりかかった根も葉もないゴシップは黒澤明監督が実際ある女優との記事を書き立てられた経験からきている。
メモ2📝
新進気鋭の画家 青江一郎(三船敏郎)はオートバイを飛ばして伊豆の山々を描きに来ていた。そこにいた3人組の木こりは彼の絵をのぞき込んでは不思議そうな顔をしていた。「ふーん、絵描きさんにはあの山がこう見えるんやろか…。」
そこに人気声楽家の西条美也子(山口淑子)が現れた。バスではなくここまで徒歩でやってきたらしい。青江と美也子はしばらく談笑し、偶然旅館が同じだと分かると青江は親切心から美也子をオートバイの後ろに乗せ旅館に向かった。途中すれ違った路線バスに二人組の男が乗っておりオートバイの2人の姿を目で追っていた。
旅館の2階にある美也子の部屋を訪ねた青江は再び談笑した。2人が窓ぎわに並んで遠くの山々の景色を見ている時に何処からかカメラのシャッター音がした。すれ違ったバスに乗っていた二人組は芸能ゴシップ雑誌「アムール」のカメラマンだったのだ。
こうして1枚の隠し撮り写真からある事ない事書かれた嘘の熱愛記事がトップ記事となった大衆ゴシップ雑誌「アムール」は発売され飛ぶように売れて街頭で大々的に宣伝された。
この状況に憤慨した青江は「アムール」編集部に乗りこんで編集長 堀(小沢栄)を殴り倒してしまい騒ぎはさらに大きくなってしまう。青江はついに「アムール」及び出版社を告訴することになり、そこに蛭田と名乗るみすぼらしい弁護士(志村喬)が売り込みにやってきた。
メモ3📝
1にも書いた通り主人公 青江は黒澤明監督の分身とも言えるでしょうね🤔松竹大船カラーという弊害なのか、この映画での三船敏郎は「酔いどれ天使」「のら犬」のようなエネルギッシュ感が無いのが少し残念ですね🤔青江一郎という人物があまりにも健全過ぎて(「僕たちは星が誕生する瞬間を見たんだ」)周りのリアルな登場人物たち(演者たちの演技力も含めて)に完全に負けてしまってる感じしますね🤔
メモ4📝
私の好きなシドニー・ルメット監督の「評決」(1982)ってポール・ニューマン主演の映画あるんですが、それにちょっと似てるんですよね🤓アルコール依存症の初老の落ちぶれた弁護士が、出産のため入院した妊婦が病院側の麻酔のミスにより植物状態になってしまった事件を担当することになって、これまで通り相手側の多額の和解金、そして示談に持っていくことを最初から計画していたが、昏睡状態の被害者を見ているうちに弁護士としてこれまで自分がやってきたことを大いに恥じて再起を賭けて法廷で戦うことを選択するという話なんだけどね🤓まあたしかに蛭田弁護士は「評決」の弁護士ほどカッコよくないけどさ…🥴まあ機会があったら「評決」観て下さい🤓本当に良い映画ですから🤓間違っても「氷結」じゃないですからね🤓