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>>124
具体的に書きすぎた気もするので時期は少しボカす

二人目の彼氏と別れてからも、彼女のアパートには行っていた
干してある下着を眺められたり、着替えや風呂上がりが見れたり、たまに友だちと電話するのが聞けたりしたから
なんとなく日課のようになり、比較的早くに眠る彼女の部屋の電気が消えて、場合によっては物音がしなくなるまでドアや部屋の前にいた

ある日の夜、彼女のアパートの前で外車の四駆が止まり、降りてきた彼女が「ありがとうございました。ごちそうさまでした、気を付けて帰ってくださいね」
車を見送って、酔っているからか弾むような足取りで、鼻歌でも聞こえそうな雰囲気で玄関まで歩き、部屋に入っていった
服装は職場で着ていたのと同じロングスカートとブラウスで、ジャケットは手に持っていた
その日はすぐにシャワーを浴びて、ドライヤーをして、すぐに眠ったようだった
「誰だろう?」まったく想像もつかなかったけど、久々に男の影が見えたのでドキッとした

二人目と別れた後、一緒に飲みに行く回数は増えた
二人で行くこともあれば、彼女の同期で仲が良く、自分も非常に頼りにしていた女の後輩と3人のこともあった
この頃は、例の僕の同期も含め、数人の男に言い寄られ、どの人とも付き合わなかったようで、元カレに懲りた部分があったようだった
実は、結婚が決まってから「あの頃に僕さんに口説かれてたら付き合ってましたよ」と結婚が決まり余裕の彼女に言われた…一種の呪いみたいな感じ
「相当落ち込んだり、自暴自棄気味だったんで、口説かれたら付き合ってたと思います」「そんな状態じゃなきゃ付き合えないのかよ」みたいな会話をした
そんな言葉を信じるわけでもないけど、付き合っていたとしたら、とんだヒトコワだったと思う

1週間か2週間ほどして、もう一度、四駆が彼女を降ろすところを見たが、その夜の彼女の格好は白っぽいワンピースで、職場で着ていたものではなかった
3人目の既婚者の男と、いつからそういう関係になったのかはわからない
自分が知ったのは、さらに数週間した頃に、二人がタクシーで帰ってきて、一緒に部屋に入るのを見た時だった

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