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そのあと彼女は大きな仕事を任されるようになり、かなり忙しい中、友だちに紹介されたのが、結婚相手になる男性だった
彼女の部屋に来ても、食事をして、話をしたりゲームをしたりして、そのあとHしたりしなかったりで、泊まらずに帰る人だったが、おそらく付き合って半年かそこらで、半同棲を始めたのには驚いた
週末を中心に、平日でも連泊していき、彼氏が先に帰宅して料理をして待っていることもあった
一緒にお酒を飲んで、彼女が酔っ払って、甘えるようにして寝室でHを始めると、時間は短いものの、彼女の感じている声がなんとなく安心しているような雰囲気で「相手によって変わるものなんだな」と思ったりした

彼氏が何を話しているかはわからないことも多いのだけど、この彼が、おそらく生理中の彼女に(たぶん彼女の方から希望して)フェラされている時に、感極まった感じで「はげし…」「〇〇ちゃん…好き」「気持ちいいよ…」とハァハァしながら言っていて、それにこたえる彼女の「んっ」「うん」という声がくぐもっているのがリアルだった
それで、最後は「イキそう…」「あ、出ちゃう…」「うぅ……」と、彼女の「ん、んんっ…」「はぁ…」
出したあとも「気持ち良かった」「〇〇ちゃん、Hだね」「はげしかった」と丁寧な感想
彼女も「気持ち良かった?」「Hじゃないよ…好きな人には気持ち良くなってほしいだけだおぉ…」

Hではちゃんとゴムをつけ、何人かの元カレとエロいことをしたソファでは彼女を膝枕して頭をなでたりする彼氏
たぶん見た目では今までの人の中では一番良くないけど、いかにも優しい感じがした
なので、結婚相手としては最適なのだろうなと思った

それにしても、結婚相手の男も知らない、場合によっては歴代の彼氏すら知らない秘密を、何年にもわたって、彼女が大学を出てすぐから結婚が決まるまで見てきた男が、職場の身近にいたというのは、本当にヒトコワだと思う
で、ちゃんとお祝いもするしね…

以上、長々と駄文を垂れ流させていただき、すいませんでした
いろいろ思い出せてよかった(という妄想による創作でした)

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