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「幻の演奏会」 ③ ゲーマーとラッパー

演奏会に…ラップ……??

自称フリースタイルラッパー「ラッパー」が
トンデモ発言をした。

そもそもラップは楽器なのか…。
お前のデカ尻ドラムのがよっぽど良い音が
鳴りそうだけどな… なんてことは社畜は1mmも
思ってませんよ。

「うんうん!そういうの!もっと頂戴!」
ゲーマーも乗り気だ。

なんてったってそれもそのハズ…。
ゲーマーとラッパーは師弟関係超えて、
普通に友達感覚のお付き合いをしている仲だ。
なので普通にタメ口上等…。
看護師とのホットラインがあるヘルパー職員なんて
バリカンとセカンド位しかいない…。
なのでラッパーに対して尊敬の眼差しで見る職員も
いる…。

「自分ら参加します♪ ね?武道?剛毛鍵盤?」

武道(25) 剛毛鍵盤(30)
ラッパーのその姿勢に感化されている2人だ。

「うっす」
武道のハスキーな声。
「はぁい」
剛毛鍵盤の気の抜けた返事で
ゲーマー、ラッパー、武道、剛毛鍵盤の4人が
本格的に演奏会のメインメンバーとなった…。

もうおしまいだ…。
これだったら指人形劇の方がまだマシ…。


「これだったらソー○ン節のが…」

まだ言ってるよスレンダー…。

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