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>>598 過去レスにて紹介しているので是非…
公子は荒天の中、ホテルにてバージンロスト
かえでは勤務中にやらかしちゃった☆
という内容です。
>>599 何も言わずとも気持ちは伝わります。
コメントありがとうございます! -
「幻の演奏会」 ①ゲーマーのアイデア
「ねぇねぇ! 出しもの何にする??」
休憩中の医務室にてその話題はゲーマーによって
放たれた。
市民フィスティバルにて特設ステージで出し物をする
というほぼ地獄的な状況が決定したのに関わらず、
彼女だけは前向きだ。他の職員は大体後ろ向き、
社畜が好きな穴はもちろん後ろの穴。
「テキト〜にソー○ン節でいいんじゃない〜」
脱力した声でスレンダーが返答する。
ソー○ン節のルーツの方に失礼すぎるぞ…。
その後「指人形劇」などよく分からないアイデアも
出たものの、決定する雰囲気がない。
「じゃあさ、ヘルパーの子たちも混ぜて
大きな事しよう? 演奏会とか! 」
ゲーマーが更にアイデアを投下する。
市民のさらし者にされる数が増えれば増えるほど
自分自身への視線は軽減される
そう考えた社畜含む看護師メンバーはそのアイデアを
快く承諾した。
その決定がとんでもない方向に向かうことなど
まだこの時点では誰も知る由もなかった……。 -
「幻の演奏会」 ② ゲーマーのやる気
ゲーマーは早速休憩後の全体ミーティングにて
「みんなで何かしよう!」というフワフワ案件を
ヘルパー職員たちへ提示した。
「…………」 無反応。
それもそうだ。
看護師だけが参加すると思い込んでいたヘルパー達は
「道連れ」というトラップカードの効果をモロに
受けているのだから……。
沈黙の中、スレンダーがぼそっと呟く。
「やっぱさ、テキトーにソー○ン…」
「ダメ! 大事なお祭りなんだから皆で決めるの!」
ゲーマーが一喝する。
スレンダーの貴重な意見は墓地送りとなった。
そもそもゲーマーがこんなにやる気なのは
かなり珍しい。その熱意にあのスレンダーもかなり
引き気味なので、あまりキツい言葉も出ない…。
完全にゲーマーのターンだ。
「演奏会なんてどう? 皆で楽器演奏やるの!
歌ありでもいいかな〜。ダンスもする!?」
誰に向けて語りかけているのか、20人以上の職員を
目の前にしてゲーマーはどんどん話を進める。
「じゃあ演奏会で決定! 皆得意な楽器ある?
上手くなくても全然いいよ??」
ものの5分で出し物が演奏会に決まってしまった。
そして始まるメンバー選考。
全てが急ピッチで進行する中、ゲーマー以外の声が
珍しく挙がった。
「あ、自分ラップできまーす」
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「幻の演奏会」 ③ ゲーマーとラッパー
演奏会に…ラップ……??
自称フリースタイルラッパー「ラッパー」が
トンデモ発言をした。
そもそもラップは楽器なのか…。
お前のデカ尻ドラムのがよっぽど良い音が
鳴りそうだけどな… なんてことは社畜は1mmも
思ってませんよ。
「うんうん!そういうの!もっと頂戴!」
ゲーマーも乗り気だ。
なんてったってそれもそのハズ…。
ゲーマーとラッパーは師弟関係超えて、
普通に友達感覚のお付き合いをしている仲だ。
なので普通にタメ口上等…。
看護師とのホットラインがあるヘルパー職員なんて
バリカンとセカンド位しかいない…。
なのでラッパーに対して尊敬の眼差しで見る職員も
いる…。
「自分ら参加します♪ ね?武道?剛毛鍵盤?」
武道(25) 剛毛鍵盤(30)
ラッパーのその姿勢に感化されている2人だ。
「うっす」
武道のハスキーな声。
「はぁい」
剛毛鍵盤の気の抜けた返事で
ゲーマー、ラッパー、武道、剛毛鍵盤の4人が
本格的に演奏会のメインメンバーとなった…。
もうおしまいだ…。
これだったら指人形劇の方がまだマシ…。
「これだったらソー○ン節のが…」
まだ言ってるよスレンダー…。
・公子駅弁fack
・社畜ビギニング
・バリカン感染事件
に続く社畜ストーリー「幻の演奏会」
おそらく長編ストーリーとしては今スレ最後です。
登場人物最多15名(社畜含む)
うち新キャラ5名
ほとんどコメディな内容ですが中々カオスな仕上がり
となる予定…。