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「幻の演奏会」 ⑬せーりの苦悩

「みんな、せーりのこと心配してるんだよ…。ね?」

談話室でのミーティングは2人加わり再開となった。
もちろんスレンダーと社畜が乱入したからである。

まさかのバリカンの咄嗟のフォローに助けられて
しまった…。
この借りは貴様の汚物処理の件でチャラだな…。

「あ、ありがとうございます…。でも…バンドの件はもうどうにでもならないんです!…っぐ…っ…。」


「あ、だから…、その…、泣かないで…。」

バリカンが必死にせーりを気遣う。
自分より下と思っていたせーりから少しでも反論を
喰らってしまっているバリカンはもう自信を無くして
いる…。

「っぐ…そうやってリーダーは…自分の都合が悪くなると保身に走ってぇ…。私の事なんて何も心配して
くれてないじゃないですかぁ…!!何で聞いてくれないんですか!…ぐっ…。『何を悩んでるの』って!」

ド直球かつ、メンタルぶっ壊れ気味なせーりの主張。

「ごめん…なさい…。悪かったよ…。教えてせーり。なにがあったの?」

かなりダメージを受けているバリカン。
気のせいか喋り方が馬鹿っぽくなっている気がする。

「はい。リーダー…。実は…」

せーりがエピソードを語っている間、社畜は

(このタイミングでとっさにバリカンのズボンと
パンティーを下ろしたら皆どんな反応するんだろう)

と考えていた。 拙者は HENTAIである☆

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